和魂で生き残る
このnoteで、いわゆる「ギフテッド」という、有能な人材の活用について、色々と書いてきました。
「ギフテッド」を活かす管理|鈴木良実 (note.com)
個人の突出を活用|鈴木良実 (note.com)
しかしながら、こうした管理で支援して、個人の力を出しても、一時的なモノに終わる危険性があります。
「ギフテッド」の賞味期限|鈴木良実 (note.com)
そこで、今回は「ギフテッド」側の
個人としての生き残り戦略
を考えました。
私が提案するのは
和魂を鍛える
です。まず現在で
有能と言われるのは「洋才」要素が大
と言う状況です。単純な学校成績等が、洋才の典型的なモノですが、最先端技術の導入などでも、洋才の効果が出ています。
さて、こうした最先端技術を使いこなす人は
少数の有能な人材
として優遇されます。しかしながら、最先端の技術の変遷は激しく
直ぐに時代遅れ
となります。そこで
技術アップデート出来ない
お荷物社員
になる危険性があります。私も、1970年代から2000年頃までの、ソフトウエア技術の急変を見てきました。そこでは
FORTRAN時代の天才
unix対応失敗
等を何人か見てきました。
こうした時代変化に対抗するため
自己の継続的な向上
が必要です。これを維持する為には
魂から学ぶ意欲
が効果があります。
私は、この為に、剣道で伝わる「主心」の心を皆が持つべきだと思います。
<主心>
主心とはわが心を主人とし外界のあらゆるものを客人として、この客人からの多くのものを学び取る心がけである。人は五官に触れるものに心を傾けて工夫をこらすと、何事でもわが教えとならないものはない。さらに進んで第6官を働かせて直観し、天啓を聴くと、凡百の物みなわが師とならないものはなく、万物ことごとくわが味方となるものである。
<笹森順造著「剣道」より>
このような心で、常に継続的学ぶ心が有れば、新しいことにも対応できるでしょう。なお
万物全て我が師の根底には
全てに仏の性あり
の大乗仏教の教えがあると思います。
こうした「和魂」を持つことで、「洋才」の継続的な更新が出来て、新しい状況にも対応できるでしょう。