西田哲学は実用的!
先日書いた
機能集団の欠点|鈴木良実 (note.com)
では
「確かに厳密な機能定義ができた組織は、それなりの効率を上げます。
しかしながら
環境変化に適応できない機能
を抱えるとそれは、自滅の道をたどるのです。」
という議論を展開しました。
しかし、これを西田哲学の発想で見直すと、色々なものが観えてきます。
まずは
存在するものは常に変化
という発想です。この発想で考えると
機能集団は常に時代遅れになる
規則集や機能分担など
という危険性を持っています。特に技術革新の時代は厳しいですね。
さて、もう一つは、西田幾多郎が指摘していますが
ゲゼルシャフトにも
ゲマインシャフトの要素がある
という発想です。つまり
進化したという機能集団にも
基礎集団的要素がある
という見方です。これは
日本的経営は会社が村社会
という状況で明らかになります。しかし、アメリカ流の経営学などでは、これが見えない人がいますね。
このように考えると、西田哲学の発想は、実用的だなと思います。