科学的リテラシーを使う
先日から書いている、ヘルスリテラシーの関連で、私が病人の立場で役立った
科学的リテラシー
等について少し議論しておきます。
ヘルスリテラシー関連の記事は、これです。
知識を正しく使う事例|鈴木良実
私が、患者として、医師から説明を受けるときに役立ったのは
科学の限界を知っていた
ことが大きいです。
つまり
物理学的方法論の限界|鈴木良実
数学への誤解|鈴木良実
知恵ある人は理論の成立条件を知る|鈴木良実
で
現在科学にも限界があり
100%の正解を求めてはいけない
と考えて、治療を受けました。この発想があるから
副反応にも冷静に対応
することが出来ました。
また、科学の理解から
統計値での全体政策
確率での個人リスク管理
を、分けて考えたことも大きいと思います。
つまり、政策を決めるためには
多数の幸福
が重要であり、ある程度のリスクは見込んだ上での、政策決定が必要です。例えば、ワクチン接種などがその事例です。副反応が出る人も居ますが、蔓延を押さえることで、多くの命が救われます。
一方、個人としては
どの程度の確率のリスクか
をしっかり見て、意思決定すべきです。私は、コロナワクチンについて、副反応がでる確率、重症化の確率を見た上で
発病とのトレードオフ
でワクチンを接種する意思決定を行いました。