不安による動機付け
皆さんは、仕事の動機付けは
やりたいことをする
等のポジティブな話を,想い浮かべる人が多いでしょう。
しかしながら
不安での動機付け
も少なからずあります。意識している人は、少ないかもしれませんが
働かないといけない
と言う『脅迫的な想い』に駆られている人は多いです。多くの学生は
「内定を得る」
まで焦ります。
こうした
働かない/内定がない
に対する不安が
皆を働かす
原動力になっています。
この理由を聞くと
皆が働いているから!
と言う
皆と違うことの不安
が動機になっています。
一方、西洋文明では、これが少し違っています。マックス・ヴェーバーが
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
で勤勉の動機付けとしたのは
神が救うと決めた人間は勤勉な人間
それを自分で確信するため
勤勉に働く
と言う
不安の裏返しの勤勉
が動機になっています。
こうした
キリスト教文明の最後の審判
の発想で
地獄落ちの恐怖
で人を動かす
西洋文明の性格
を、仏教的発想のある私達は、理解しないで失敗する場合があります。