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テレワーク時代の仕事力強化

コロナ感染対策の為、テレワークやリモート授業が、大幅に増えました。確かに、現在のIT技術を使えば

  • 決まったことを伝える

  • 問題を与え答えを見て評価する

  • 質問に対して回答する

  • 文書を作成し提出する

等の作業は、リモートでも行うことができます。

しかしながら、人間は他の人との交流を通じて、学んでいます。これは、仕事の場でも同じです。こうした水面下の力が、リモートでは忘れられる可能性があります。

IT技術を使うことで、表現できる情報は増え、見える部分が増えてきました。例えば、会社で今まで作成した文書は、データベースに蓄積されています。それを、検索し、再活用することもできます。こうした蓄積は、昭和の時代では、利用が難しかったものです。その代わりに、先輩と組んでの仕事や、いわゆる「飲みニュケーション」などの、私的会話での伝承が行われて、上記図式の水面下にある、価値観や風土が自然に伝わっていました。

しかしながら、現在のコロナ対策などで始まった、リモート化の動きは、在宅勤務などの必要性からも後戻りはできないでしょう。そこでは、密接な交わりでの仕事展開や、個人的な交流も少なくなります。従って

テレワークの弱点を補う

方法を考える必要があります。

私は、この問題に関して、一つの解決案を持っています。実は、私自身は昭和・平成の時代に会社勤務をしましたが

ゴルフもせず飲みにも行かない

会社生活を送りました。その体験から、どのようにすれば「氷山の水面下」に当たる部分を伝承できるか、解りました。

その答えは

  • 共通の物語を作ってその舞台と出演者のイメージを明確にする

です。このように、物語とすることで、規則やマニュアルなどの文書では、記述しきれない、価値観などが、色々なエピソードから伝わってきます。例えば

「お客様重視の事例として、運用現場で一昼夜の当直に付き合っ手、その仕事ぶりを肌で感じた」

「プログラムの品質保証のため、一命令ごとの変化を手で書いて明確にした」

等の事例があると、単なる

「お客様重視」
「品質重視」

と言うスローガンが生きてきます。

さらに想像力を働かせ、その舞台に自分が住み込み、仮想的な体験を広げるようになると、色々な応用が利いてきます。

このような物語を描く、できればその場面を絵で描くことができれば、更に伝わりやすいと思います。こうしたことから

企業伝説の漫画化

は、テレワーク時代に効果的な伝承と思います。

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