人工知能についての神学的議論(12 AI課長の提案)
これまで
大乗仏教の発想を人工知能に生かす
可能性について、色々と書いてきました。今回は、そのような人工知能の、応用の舞台として
管理職業務のAI化
「AI課長」
を提案します。
提案理由は、以下の通りです。
管理する課は適当な大きさの社会
機能が明確
個々人の都合など考慮すべきことが多い
さらに付け加えると
仏の智慧は
「衆生を我が子」
と観て
「法界を造る」
を考えると
法界->課 衆生->部下
と、よく対応しています。
さらに
単純な機能の割り振りなら
従来のソフトでもできる
しかしながら
個人の状況を考慮し
さらに
育成成長まで観る
と言う「親的立場」は
単純な理論的知識による
記号処理的発想だけでなく
物語としての人の働きを考える
方法が有効になります。
このように考えると
AI課長
を生み出す研究は、チャレンジする値打ちがあると思います。