体育会系と軍隊の違い
よく「体育会系」の組織運営、という表現を目にします。私はこの言葉に違和感をもって
体育会→軍隊
の間違いでは、と突っ込みを入れていました。つまり
言われた通り従え
という発想は
軍隊で命令通り従う兵隊
と考えていたからです。
こうした発想は、日本人の教育における
軍事発想への嫌悪
が絡んで
「軍隊」
でなく健全な
「体育」
という表現になったと思っていました。
しかし、よくよく考えると
軍隊は戦場では命令服従
しかし
それまでにしっかり考える
という側面があります。確かに、旧日本陸軍の指導者には
思考力なしの「やれやれ」
というレベルの『人罪』が豊富でした。
しかし、アメリカの軍事マニュアルなどには
士官は命令受領時に適切な取引を行う
と
自分で考えて行動
を求めています。さらに軍隊には、参謀がいて
あるべき姿の検討
をきちんと行います。
これを考えると
脳筋だけの体育会系
思考を行う軍隊組織
はかなり違っています。
私達は、組織の議論を行うとき、軍事面を嫌う面が多くあります。
しかし、軍隊組織の良いところも、きちんと評価すべきだと思います。