言行一致の見直し
私は「言行一致」について、色々と疑問を持っていました。
その根拠の一つは、論語の子路篇にある
言必信、行必果、脛脛然小人也
言うことは真実で
行いは結果を出す
これは士だが小人
この裏には孟子の
大人者,言不必信,行不必果,惟義所在
大人は
必ずしも言うことは真実でなく
行いの結果が出ないこともある
ただ義に従う
があります。この「小人」を、山本七平は「おっちょこちょい」と表現しました。
こうした
空虚な言葉を信じそのまま行う
と言う形の
言行一致
には反対です。
しかしながら、この考えをもう一歩深めると
行動できるほど納得したことを言う
と言う立場もあると気がつきました。
私達は、学校教育などで
先に概念を教わる
と言う状況も多くなっています。そこでは
空虚な言葉の暴走
も起こります。今でも
SDGs
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字 | 国連広報センター (unic.or.jp)
と唱える人は多くいますが
17の目標は?
との問いに答えられる人は少ないでしょう。
このように考えると
現実を踏まえて深く理解しての発言
結果としての
言行一致
はあると思います。
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