溶連菌、ときどき腎炎。
昨年春、次男が小学校の入学前に急きょ入院しました。
朝、なんか人相変わってるコイツ?、と思ったものの、熱もなく元気なので、まぁいっか、と登園したところ、ベテランの先生に、「顔変だよー!保健師の先生に後で見せるね」と言われ、なんかあれば後で連絡来るかな、と車に戻る。
しかし、ふと心配になり、「子ども 顔 むくみ」とスマホで検索。
調べてみると、「腎臓」という言葉が。
「えっ、これはやばい!?」と、園にすぐ戻り、そのままかかりつけの小児科に。
検査の結果は、「腎炎」。
3月頭に長男がかかった溶連菌に、次男もひそかにうつり、そこから腎炎に。
溶連菌自体は子どもにはよくある感染症で、扁桃腺がはれ、高熱が出るので通常はすぐわかるのですが、特に熱も出なかった次男。
でも、長男とは日々たわむれているわけで、ひそかに感染していたようです。(高熱も出ず潜伏期間中に腎臓を傷めつけると…)
腎臓の糸状体が炎症になり、腎機能が低下。結果、水分代謝が上手くいかず、「むくみ」になったと。
一時は血圧が上がり、尿にタンパクや血が混ざる状態に。
点滴で薬を添加。
ひどくなる前に受診できたのは不幸中の幸い。
ベテランの先生の一言がなかったら、1-2日受診は遅れていたでしょう。
感謝感謝です。
(てなわけで、3/30-31と臨時休業でした)
本人はいたって元気で、ベッドから動けないことに不満たらたら。
「散歩したい~」
「家帰りたい~」
「(家で)テレビゲームがしたい~」
「(姉弟は)ゲームできてずるい~」
とぼやく(笑)。
治療したからほいっと治るわけでなく、「数週間は入院」と言われた次男。
今春から小学校入学だというのに、入学早々欠席です。
(入学式だけは一時退院で出席できるという話が)
とりあえず、夫婦で交代で夜病院に付き添い。
簡易ベッドは見事な簡易っぷりで付き添いも大変です。
「昼間も基本付き添ってください」と言われびっくり!
小学生は昼間付き添わなくてもよいとの話だったのですが、入学前(といっても1週間後には入学…)なのでダメだと。
店休むか!?、と思ったのですが、なんか手は??と悩んだ末にファミリーサポートに電話。
「午前と午後で違う人になるけどできますよ」との返事。
ただでさえ慣れない入院で不安を抱えている息子に、時間帯ごとにかわるがわるよう知らん人が来て、そりゃありえないなと。
他に頼める人は?(しかも息子が知ってる人!)、とうーんとうなった末にを思いつきました。
それは、こども食堂のスタッフのUさん!
早速電話してみると昼間見てくれることになり、何とか営業を続けました。
その後、「自助と公助の間に共助がある」との話を聞いて、あっ、あれは「共助」だったんだなと実感。
「自助」だけでどうにかしたら、店を休むこと1週間。
自営なのでそこは私の判断でできますが、1週間分の売上が丸々なくなります。(そもそも最初の診断は「数週間の入院」でした)
「公助」で行くと、上記ファミリーサポート【ボランティアサービス】。
仮に使うと、午前午後とで9時から18時まで見てもらったとして、1日9時間。1時間600円で1日5,400円。6日間で32,400円。
今回「共助」で、Uさんの力を借り、4日間昼間面倒見てもらい、ささやかながらとお金を包もうとするも断られ、結果店の残り物の京とうふと果物をお礼に渡しておしまい。
人とのつながりがあることって大事だなとわが身を持って思いました。
もし我が家がカツカツの経済状況だったなら。。。「自助」でどうにかして、店が立ちいかなくなり…なんてことも起こったかもと。
幸い息子は当初「数週間」の入院と言われたのが「1週間余り」で退院でき、無事入学式も出席となりました。
「公助」が限られ、自己責任という名の「自助」だけが拡大する今の世の中の縮図を見た思いです。
Uさん、その節は気持ちよく助けてくれてありがとうございました。