家賃保証会社は今日からはじめられる?保証会社は金のなる木な理由
何気なくTwitterでつぶやいた内容が思いの外反響があったので、詳しくnoteに買いていきます。
反響があったTweetがこちら
https://twitter.com/suzutake4015/status/1346674495793242112?s=19
この記事では、どういう流れで家賃保証会社が生まれるかを簡単に説明していきます。
既に家賃保証をしている会社が、管理会社に自社で保証会社を作らないかという提案をすることがあります。
管理会社としては、
これまで他の保証会社に払っていた保証料を自社の新たな収益源にすることが出来るメリットがあります。
ただし、全くノウハウや経験が無いのに保証会社としての業務を0から立ち上げるのは非常に大変なうえ、また審査を誤ると収益どころか赤字になってしまうリスクはあるので、保証会社を始めたくても始めることが出来ません。
そこで、保証会社(信販系が多いイメージ)は、「入口は自社保証会社でしてもらって、審査から入居後の家賃滞納対応等々はうちでやりますよ」という提案をします。
入口は、自社保証会社ですが裏保証ということで実務全般を保証会社が行うというスキーム
管理会社としては、自社保証会社に来た申込書を、別の保証会社に転送するだけで済みます。
審査から契約書の締結等の諸々業務は、保証会社がしてくれます。
ここだけの話、世の中にはFAXで申込書を転送だけする自社保証会社も存在します。
ここからはお金の話をざっくりとします。
私が勤める保証会社は完全独立なので、過去に提案された話をもとに書いていきます。ですので、現状とは乖離しているかもしれませんのでご注意ください。
仮に家賃10万円、保証料率30%だとすると
入居者から30,000円の入金があります。
それを仮に自社保証会社Aが60%、保証会社Bが40%の取り分とします。
それぞれの売上は、
保証会社A:18,000円
保証会社B:12,000円
年間で新規契約が1,000件程あるような管理会社が、保証会社Aを作ったとしたら新たに1,800万円売上を作ることが出来ます。
Aが行ってる仕事は、申込書をBに転送をするだけです。それだけで1,800万円の売上で、経費はFAX料だけです。
コストというものがほとんどかからない、保証会社がいかに金のなる木だということが分かりますよね。(人件費等はもちろんかかります。)
当然、保証会社Aだけで全てをやり遂げることが出来ればもっと儲かるのですが、入居審査や督促を出来る人がいないからです。
また保証会社Bからすると通常の契約よりも収益は減ります。それでも薄利多売で収益を生み出すので、契約出来ないよりはマシという感じだと思います。
特に大手信販系であれば、1000件くらい契約が増えたところでどうってことのないシステム構築してます。
審査をきちんとすれば家賃の支払いが遅れる可能性は下がるので、代位弁済する費用は保証料で充分賄うことが出来ます。
すごく簡単にざっくりと管理会社が保証会社をはじめる方法について記入しました。
家賃保証会社は、登録制でも免許制でもないのでこのようなことが出来てしまいます。
管理会社との資本関係が無いや他社に丸投げしていないなど基準を決めて登録制にした方がいいと思います。
みなさんも契約書を作ることが出来れば明日から家賃保証会社になれますよ!
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