『生活形式の民主主義』ハル・コック(小池直人訳)を読んで思ったことの記録

DCLT2020に参加しなれば、おそらく手に取ることもなかったであろう本。

以前、ぐるんとびーの一日体験に参加したときに、モモヨ・ヤーンセンさんが「デンマークでは、赤ちゃん・子どものときから対話と平等が主軸になっている」と言っていた。民主主義って、たぶん対話なのかなと思った。

・絶対王政時代に民主主義の基礎がつくられたこと。

・もともと民主主義の起源はギリシアにあった。(ソクラテス、キリスト)

生活・人生に意味を与えるもの、そのために生きるに値する唯一のものは、恒常的な対話によって自他を吟味することである。
生活人生が神の贈り物であることを知る。それは各個人が「私有する」ために贈られたものではないし、自分自身の救済や完璧さを打ち建てるために贈られたものでもない。むしろそれは、隣人同士にならねばならない人間たち、共同性の中にある人間たちに贈られたものである。

・民主主義は人間の尊重に基づいている。

・民主的国民運動の中で庶民は民主的国民に変わった。

・経済民主主義が確立されてこそ、政治的民主主義が継続する。

・啓蒙と教育、それなしには民主主義は危険なものになる。

この本を読んで、あぁだから「生活形式」なんだと思った。民主主義というと自分の生活にはあんまり関わってないなと思っていたけれど、いやいや、めっちゃ密接してるやんと思った。



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