<自粛が自粛を呼ぶ。負のスパイラル>
社会が自粛ムードに陥る。
「あいつも自粛か」
「みんなも自粛しているよ」
そうこうしているうちに、「なんで自粛しないの?」という勢力も現れる。
そして、自粛の負のスパイラルは続いていく。
個人の消費行動や、イベント主催者の開催判断を決めるプロセスの理想は、それぞれが情報を分析して自分なりの基準を持ち、主体的に判断して自分の行動を決めることだ。
しかし、現実は、周囲の様子や他人の考えに影響されて行動を決めていることがほとんどである。
この構造があるから、自粛が自粛を呼ぶ。
個人や、イベント主催者が「自粛」という判断をすることで
実は、他の人の判断にも影響を及ぼしてしまっているかもしれない。
やむを得ず自粛という判断をする場合もあるだろうが、そういった影響を及ぼす可能性があることも念頭に置いて、判断をしてもらいたい。