ぐるぐるさんは片付けができない
どうも私は昔から自分の書いた文章を削ったり消したりするというのが苦手で、ありとあらゆる文章を書いたままに残してしまう。
ツイッターは10年以上、明らかな誤字や誤解のたぐいで即座に消したもの以外はほとんどすべてツイートしっぱなしでログが残っているし、自作の二次創作小説サイトにも中学生の頃に書いたものから今に至るまで9割くらいすべて公開されっぱなしになっている。さすがに消しているものもあるけれど、それも中1のときに書いたものと中3くらいまでの何作かだけだったと思う。我ながら生きる化石のようなサイトだな。恐ろしいことに中2の頃に書いたものでも割と普通に自分で読めちゃうのだ。だから消さずにそのままになっている。
個々の小説自体も私は推敲の段階で文章を削るということをほとんどしなくて、大体は一度通しで書いたものに書き加えたり少し言い回しを変えたりして調整して完成としてしまう。書いた文章を消すのは文字数に制限があるときくらいだ。本当はもっと推敲の段階でガツガツ削った方がいいんだろうとわかってはいるのに、それができない。だって、どの場面もどの文章も必要だと思ったから書いてるんだ、消したらもったいない…と思ってしまう。
自分のこういう性質は、とにかく片付けができないことと結びついている気がする、というかたぶん根っこが同じとこにあるんだろうなと思う。
先週、ものすごく久々に自分の部屋の大がかりな片付けをした。というか、前回片付けたのがいつなのか全然思い出せない。下手すると引っ越した少し後に荷ほどきついでに物を処分して以降まともに片付けてなかったのかもしれない。(引っ越ししたのは2019年です)
いや…共用スペースはもうちょっと…年に何回かは片付けてるから…この言い回しがすでにめちゃくちゃ部屋を片付けられない人間の言い回しであれだけど…。普通、人間は片付けを年に数回しかやらないなんてことはないとわかっています。
先週の片付けのときはTwitterのスペース機能でフォロワーと雑談してそれを垂れ流しながらやっていたので、私が同じようなことを言ってるのを聞いた人も何人かいると思うけれど、とにかく私は片付けができないというか、片付けという概念を理解できてないんですよね。
物を捨てられないし、物をしまえないし、収納や整理整頓がわからないし、出したものは出しっぱなしで、どんどん物を買ってきては際限なく増やしてしまう。
いや、これでも多少マシにはなってるんですよ…。
数年前から急に物が捨てられるようになった。「1年以上使ってないものはまず今後も一生使わないから処分すべき」とか「自分は物を大事に扱うことができないので、コレクションアイテムや“思い出の品”的なものは極力処分すべき」という判断ができるようになった。「捨てることもしまうこともできないんだからまず何でもかんでも買ってはいけない」ということもわかったし、引っ越しのときに自分の持ってるものの多さに引いて懲りたので、買う物の数も減らしている、と思う。
ただ、本当に「物をしまう」ということが日常的にできないし、ミクロな片付けや掃除を日々やっていくこともできない。
大がかりな片付けや掃除も、フリーな休日が少ない&体力がない&やりたいことが多くて片付けの優先順位が低いことでめったにできない。先週自室の片付けに取りかかれたのも約一年ぶりに完全にフリーの三連休を得られたからだ。労働環境が悪い。せめて体力があればわずかな休みにやる気にもなるかもしれないが、体力はないし体力をつけるための時間や体力もない。悪循環である。
いやまあ大学の時とかクソ暇だったのに全然片付けやってなかったから、時間があれば本当にやるのかは疑問ですけど…。
こないだの片付けは多分トータル5時間…?くらいやってて、それでもデスクの上と床に落ちてるもののいらないものは全部捨てると決めるところまでしかできなかった。売るつもりのものと残しておくものは漠然と同じ箱に突っ込まれたままだし…収納…収納って何…?この先どうすればいいの…?(終盤疲れててスペースでマジでそれしか言ってなかった)
よくわからんけど蓋のない折りたたみ式の収納ケース(カラーボックスに入れるようなやつ)とか段ボールに漠然と物を入れているのは良くない、ということはわかるのでアイリスオーヤマで蓋付きで透明なプラの収納ボックスを3つ買った。私の部屋の押し入れはまだガバガバなのだ。
前に住んでた部屋もクローゼットは入居してすぐにちらほら入れた物と、かろうじて吊されているコート類以外はほぼ何も入っていない状態だった。それで8年住んだ。備え付けの棚とクローゼット以外の収納家具は3年目くらいに買った本棚と、膨大な数の大学の教科書を曜日ごとに仕分けて入れる引き出し型の収納ボックスが6個とそれ以外の教科書類をかろうじて入れていたカラーボックスひとつだけだった。地獄か?
それでクローゼットがほぼ空なのでどれだけ床にものが溢れていたかという話である。というか周りに障害物が多くてクローゼットにほぼ近寄れなくなってて、8年間ほぼずっとクローゼットの戸は開いてるのに中は何にもないという状態だった。なんで開いてんの?閉めるとその前にも物が浸食して本当に二度とクローゼットが開かなくなるから…。
それに比べると今の家はもう少し収納がある。かろうじて入れるものの決まった箱がいくつかあって、そこに物を放り込んでるし、クローゼット野中にはクローゼット用収納用品が多少入ってるので、多少は物が仕分けされて入っている。まあ衣類の類いはオフシーズンしかそこに入ってなくて、オンシーズンのものはずっとどこかに出しっぱなしなんだけど…。それでも物が入ってるだけマシ。
先週片付けたから戸も閉まった。やっぱりクローゼットは開けっ放しやったんかい…。いや、前の部屋のクローゼットは蛇腹?の引き戸で手前にスペースがないと開けられなかったから開けっぱなしだったんだけど、今の部屋のクローゼットは普通の引き戸だから、開けたあとに物出したら何か引っかかって閉まらなくなっちゃってたんだよ…。何にせよクローゼットは開きっぱなしでした。片付けて障害物がなくなって閉まるようになったので閉めました。床も見えるようになりました。
収納ボックスが届いたら床に漠然と置かれている漠然としたものたちをそれに放り込んで一旦クローゼットにしまおうと思います。床に漠然と置かれた物をなくすために…。
とにかく、こういう感じで片付けができない。際限なく物を増やしてしまって、出したものは出しっぱなしで、どうにもならないとこまで来たらようやく付け焼き刃で捨てるものを判断して捨てている、程度だ。ゴミの分別のことを考えると気が遠くなってしまうので燃えるゴミで捨てられるものしか捨てられないし…(そして分別が難しいものは永遠に漠然と箱に入れておかれることに…)
文章もこうなんだよな。
思いついたことは1から100まで全部、際限なく書き連ねてしまうし、書いたものは書きっぱなしで整理整頓できず、削るのは字数制限があるときだけ。これも一応昔よりはマシになってて、字数制限がなくても「明らかにこのパートがあると冗長だから削る」をやってる時もある。たまにだけど。
これじゃ良くないのはわかってるんだけどな…どうにかならねえかな…意識的にどうにかするしかないですよね…。
ツイッターも昔のログとか爆殺したほうがいいんじゃねえかな。できないけど…。
そもそもこの文章自体、ツイッターのプロフィールに使ってるリットリンクに“近況”として書き出したものの冒頭がうっかり消えたのを「でもあそこに書くには長すぎる話だな…」って思い直してこっちで書き直してるやつだからね。
なんかこう…もっとどうにかならないのか!?
ちなみに“気持ち”になってこの本を読んだのがこの文章を書くきっかけのひとつではある。
本気で部屋をリセットしたいなら全部出して全部仕分けして全部の居場所を決めなきゃいけない…それは…わかっている…けれどそれをやるための体力や時間がない…うぐぐ…。
私も一度完璧に片付けてリセットできたら目が覚めたりしないか。
引っ越しは別にリセットになってないので…(どうにもならなくなってどうにもならなかったものはそのまま新居に送って雑に買った収納に入るものだけ入れた)
盆と正月以外にもデカイ連休がほしい…盆と正月に連休があってもそれは名古屋(義実家)に行くのに消費されるから…。
有休使えばいいんだが労働環境が悪いので連休がとりづらい。今回の三連休も激しい妨害にあったぞ。なんでやねん。
クソ~!労働は悪!完!