私の不格好な自己表現を許してくれた場所
今回は、配信アプリspoonで関わってくれた人への感謝とかをつらつらと。(⚠長いです。)
こんにちは。お久しぶりです!卒論提出できました。 応援ありがとうございました。┏○ペコ
卒論提出直前期も、状況を把握した母に「いやアンタがそこまでキリギリスだとは思ってなかったわ、卒業できなくても知らないよ」と言われ失望されましたが、なんとかなりました。うるさいこと言ってごめんなさい。┏○ペコ
自信なかったけど、自己肯定感持ちなさい、と家族に言われるので、私の卒論は素晴らしい、関係者みんなに送ろう、くらいに思っています〜
そして20うん歳になりました。いや、まだ隠す必要ないんだが。少し切ない。でもこれからの1年もきっと楽しいことだろう!♪( 'ω' و(و "
では本題に入ります。
配信始めてよかったこと① 視野の広がり
まずspoonをしてからの私は、考え方が少し柔軟になりました。あと少し高飛車なところがあったのですが、やや謙虚になりました。
というのも、今まで関わってなかったような人達が、spoonにはたくさんいたからです。
私にはこれまで、似たような家庭環境にあり同じような教育を受けている人達との交流しかありませんでした。学校行ってるだけじゃそんなもんだと思います。大学とかは色々な人が集まっていると言いますが、それでも基本が近しいと思います。経済状況が厳しい子や豊かな子の差も少なからずあります。地方から来てる子もいるし、これまでの人生で私が想像できない経験をしてきた子もいます。
それでも、同世代であり同じような学校を選ぶということで、それなりに悩みなどが似たり寄ったりな人もまあまあ多かったです。似ている人間とは仲良くもなれますが、一方で比較してへこんだり自分は特殊だと思いたくなったり、複雑な気持ちになってしまうこともあります。
そんな私も、spoonで配信してみて、学生だけのコミュニティでないのがすごく新鮮で、多様性をより強く感じました。社会人になったらそうなっていくんですけどね。まず時間の流れ方が人それぞれであることを感じます。そして、学生と社会人の違いや、社会人同士の違い、地域ごとの生き方の違いなどを認識していきます。
今までバイトとかで一部の社会人と話すことがあっても、彼らの私生活に踏み込むことはなく、ああこうして働いていらっしゃるのね、大変だな程度にしか感じていませんでした。SNSは昼夜問わず動いていて、誰もがいつでも発信している世界だ、と分かっていたようで、自分から入っていって関わることは一切していなかったので、実感は伴っていませんでした。そんな世界に入ったら疲れるんじゃないか、現実が疎かになるんじゃないかと身を引き、日本全国に暮らす人達がどんなことを生きがいとしていたりどんなことを日々考えていたりするのか、なんて関係ないことだと思っていました。
だから、人と関わることの根本だと思いますが、色々な人に興味を持つこと、これが少し進んだと思います。ちょっと最近それが行きすぎて、皆さんの生きている世界を見てみたいと思うようになってしまっていますが、これはまあまあおこがましいでしょうか。でも見せてくれる人は見せてくださいね。
配信始めてよかったこと② 自分の良さの認識
そして一番大きかったのは、ありのままの自分を好きになれたことです。spoon始めたての頃は、自分の歌やギターに自信が全然ありませんでした。その自信のなさは最初に配信をCAST保存したやつ聞いてみても分かります。以下に、音楽する自分の心境の変化について長い長い回想をします。↓時間がある時にぜひ読んでください(*' ')*, ,)
サークル入会~
大学で、音楽の、というかギターのサークルに2つ入りました。理由は、何か芸を持ちたいと思ったから、そして、完成物を展示する系(書道とか)でなく人前に出て生で発表する系に挑戦したいと思ったからです。
1つは最初からべらぼうに上手い人もゴロゴロいるサークルで、その人々の上手さに惹かれて入りました。ギター初心者の私もなんとか食らいついていましたが、ちょっと居心地いいとは言いにくかったです。活動ゆるゆるのサークルなのに、「食らいつく」なんて言ってる時点でお察しです。いつからかそっちのサークルにあまり顔を出さなくなって、代わりにもう1つのサークルに没頭していくようになりました。それがクラギですね。クラギの仲間はほぼ初心者で一緒に成長できたのがよかったです。
で、そのべらぼうサークルの方(言い方よ)について今回は主に書きます。そこには、ギターやその他の楽器が天才的に弾けて重宝がられる人や、ギターが弾けなくても演奏を他の人に頼み声のかわいさや美しさを武器に自分は歌うだけで需要の高い人、特に何も上手くないけど(言い方よ。)その人間自体が楽しくて仲間に誘われやすい人がけっこういました。もちろん普通の人もいるんですけど、どうしても人気者が気になっちゃうお年頃で。
そんな人達を見て、自分もこんな風に誰かと気軽に音楽を一緒にしたいけど、私が入っていっても何も彼ら彼女らにメリットがない…と卑屈になり、1人でギター練習し続けてる自分がいました。上手くならないと誘ってももらえない。誘っても喜んでもらえない。そんな感じ。実際、うまくなりゃ誘ってもらえるってもんでもないんですけどね笑。すごい、今書きながら、忘れかけていたそのモヤモヤした気持ちを思い出してキュッとなりました。大学生なんて、サークルなんて、楽しんだもん勝ちじゃんね。でも私は変な闘志を彼らに燃やし、表面的には気のいい子のフリをして、内心、くっそ上手くならなきゃ…と思ってたんですよね。穏やかでないです。
ライブはたくさんあるので、人前に出る経験はそれなりにサークル内で積むことができました。私は、本番でやらかさず上手くやること、「いいね〜」と思われることが至上とか思っていました。ホントはただ誰かと音楽を通して分かり合えることを望んでいたんですが、それができないから上手くやることだけを求めるつまらんやつになっちゃったんでしょう。こじらせていて切ないな。
通常の練習会に行っても、周りの上手い先輩とかが目に入り歌声やギターの音が聞こえてきて、私は自信を全然持てず、練習場所の教室では、心から、腹の底から歌ったことはありませんでした。いつもあまり目立たないよう抑えめに声出しして練習していました。自分を出せていませんでした。
ギター始めて2ヶ月ですぐ新入生の発表できるライブがあり、その後も月1ペースでライブがあって、けど、そんな感じでいつも練習は抑えめにやっているので、本番急にガーッと派手にやって上手くいくはずがありません。しょっちゅうカラオケ行く家族なので、恥を捨てて歌う度胸は人よりあると思っていたんですが、ギター持って1人で前に立つと一筋縄ではいきません。かなり失敗もするし、なんとなく自分だけ一生懸命になってる気がして、終わる度に感触が悪い、そんな感じでした。
いいところが全くないサークルのようにここまで書いてきましたが、それでもそのサークルは今思えば、私の最初の音楽表現、ひいては自己表現の場を与えてくれた所です。こんな私の不格好さも、嫌な顔一つせず、というかむしろ笑顔で受け入れ聞いてくれたわけで、ありがたい集団です。ここよかったよ、とか声かけてくれる仲間もいました。だから、毎回ダメダメだけど、次、次、と一応出続けることもできたと思います。
また、人と一緒に音楽することに羨望の眼差しを持ちつつ強がって1人でいた私にも、1,2年生の間に3回は、ペアやグループで演奏するチャンスは回ってきて、その経験もささやかにできました。
ただやはり、自分のライブ音源が後日サークルのドライブに上がるんですが、まあ聞き返したくはない、あのライブもこのライブもお蔵入り、その場限り、みたいなテンションでおりました。ライブでは自分の持ち時間があり、冒頭や曲間のMCも自由にするのですが、それが私の一方的な話になっていてイマイチ盛り上がりに欠けていることや、自分の話し声のトーン、話し方など、色々気に入りませんでした。聞き返す、見返す、などの反省もしないから、自分の気持ちは整理されず、根本的に改善されない。悪いループでした笑。
配信開始~
そんな複雑な気持ちで弾き語りとは向き合っていた私ですが、3年生になりコロナ禍になります。サークルに自分から行くのが面倒になっていた頃でした。なので、自分がサークルに参加しない理由をコロナのせいにできるようになり、周りの人も参加できないのでおあいこになって、正直少し気が楽になったなと思います。
でも弾き語りは好きだし時間は持て余しているので、動画撮ってみて毎日インスタにあげてみたりしました。けっこうハマりました。今まで聞き返すのあんなに嫌だったのに。自分のペースでできたのがよかったんだと思います。あと、この辺りからギターにだいぶ自信がついてきていました。思うにクラギの方ガンガンやっていたからです。歌いながらでも、ストロークや指弾きらしきものにバリエーションが少し出てきました。この頃が始めて2年経ったくらいです。やっぱそれくらいはかかるんですね。それに、聞いてくれた友達や先輩がリアクションをくれたのも嬉しかったです。ここが自分の音楽を聞き返す習慣の始まりです。
そして、それを見てくれた姉に、インスタに出して終わらせるのは勿体ないよーと言われ配信を勧められ、半強制的に初回配信を共に行います。そして姉と別れ、私の元には、spoon、という未知なるアプリがダウンロードされたスマホのみ残されます。さてここからどうしようかとなりました。
何度か配信してみますが、やっぱり配信という形は、顔は見えないものの対面のライブに近いものを感じ、サークルでの卑屈な自分がぶり返す感覚もありました。それにインスタじゃ勿体ないからと勧められた割に、配信つっても数人にしか聞いてもらえないじゃないか!だったらインスタで動画出す方が聞いてもらえるんだけど!とジコチューなことも考えました。また姉には、すずは話が面白くないから歌ってる方がいいよ、とか言われ、それはそれでムカついて悩みました。私は、確かに話は上手くないかもしれませんが、面白くないと言われるのは昔から嫌いです。自分は決して面白くない人間だとは思ってません。このコンプレックスは中学くらいからありましたね。
でも歌ってるだけの方が色々考えなくてよく、最初はそれでもいいと思っていました。ただ、顔の見えない配信だって人間対人間。私がジュークボックス的な感じで歌ってるだけで聞いてくれる人なんているか?特別上手いわけでもないのに、と次第に思うようになります。
音楽の本質ってなんだろう
そこから他の人の配信にも行ってみるようになります。そしてどんどん、あ、この人のこういうところいいな、というのを見つけていきます。例えば、初見の人が来た時に自然にその人を輪に入れていくとか、素直に感情を出して話しているとか、ちょっとした一言コメントを拾って話を広げてくれる引き出しをたくさん持っているとかです。
そういうのを身をもって感じ、私がサークルのライブやspoonの配信で、一方的になっていると感じて感触が悪いのって、こんな風に相互のやり取りになってないからなんだな、とも思いました。それに、毎回ライブです!て感じで枠を開く人もいますが、spoonって基本的に「超・日常」で、生活音と共に着飾らない演奏が聞けるツールですよね。ライブで上手くやるのが全て!みたいな凝り固まった思いを持っていたから楽しめなかった音楽の本質を、教えてもらえた気がしました。
人も縁があって来てくれるようになりました。大体皆さん人生の先輩で、働く苦労や生きていく苦労を経験されたりなんだりで、「サークルで他の人の活躍を素直に認められない私」と同じ次元にいらっしゃらなかった。また、コメントのみなので発言もしやすいらしく、素直によかった!とか拍手とかたくさん送ってくれるので、徐々に自分を認めてあげられるようになりました。
まあでも、それなりに弾けるようになってから始めたから、聞いてもらえたわけで、やっぱ初心者だったら皆さんに受け入れてもらえなかっただろうな、とも思います。だから人と出会うタイミングや何かを始めて発表するタイミングというのは難しい。別に音楽はうまいことが全てではないし、個人的には演奏にその人の魂が入っているかどうかの方が心にクるんですけど、より心に届くものや聞き心地よいもの、楽しんでもらえるものを追求する努力もした方がいい。そういうのが中途半端な状態で誰かと一緒に歌ったり演奏したりできないって思っちゃった昔の自分も、それはそれで仕方ない、とも思っています。
話が逸れましたが、聞いてくれる皆さんのおかげで、段々と、自分の歌や話し方にも良さがあると思えるようになっていきました。どれくらい歌ってどれくらい話そう、とか何を話すべきなんだろう、とか悩まなくても、気軽にやっているのを聞きたい人がいたら聞いてくれればいい、とも思えるようになって、精神も安定しました。いつだったか、卑屈な自分が顔を出して「こんなんで(聞いてくれて)すいません」てなことを配信で言った時に、そのままでいいんだよ、と言ってもらえて、ピンと張り続けていた気持ちが落ち着いたことを、覚えています。嬉しかった。強がらなくてもいいと思えるようになってよかったです。本当にありがとうございます。
他のことについてもありのままを認めてみよう
ゆるいイラストについても、同様にありのままを認めてもらえた例です。描き始めて、ツイートし始めたのは私の心の衝動でしたが、こんなものに特に価値はないと思いつつでした。そしたら、私の絵が好きと言ってくれる人や、4コマを描いてみなよ、きっと面白いよと提案してくれる人が出てきてくれました。モチベ上がったのは間違いありません。今では薄い本作りたいなんてことまで思うようになっちゃいました。
あまりまだ使えてないけど、今年はYouTubeやnoteもとりあえず始めてみましたね。皆さんから刺激を受け、たくさん発信の機会があることを知って、試すことができました。媒体が増えてしまって自分の中でも淘汰されていくとは思いますが、続けることで見えてくる景色もあるかもしれないので、何かしらやり続けたいです。
ライフイベントとしては、就活もそうです。色々あったけど、ありのままで認めてくれたところに行くのもいいのかなと思えるようになりました。音楽から広がって、人生に対しても、「こうあらねば」に自分を縛りつけ苦しくなっているのを緩めてもらえた気がします。恋愛経験のなさ加減も、どうしようと急に不安になることもありますが、マイペースでもいいと思えたり。これからの人生どうなるかなぞわかりませんが、崇高な何かを得なくては、なんて焦らず、赴くままに生きてもいいと、思えるようになりました。まあ今、ちょーっとそこの考え方がゆるくなりすぎて何でもかんでも赴くままな感じなので、もう少し引き締めていくべきなんですけどね。
おわりに
そんなわけで、たくさん書きました。だいぶ面倒な人間でこじらせも激しいですが、皆さんのお陰で本当に楽しく人生を過ごせました。過去形?死ぬんか?いえいえ。これからも楽しく過ごしたいです!
前も書いたように、祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~と、我々に永遠はないんですけど、それでも配信での時間をああ幸せだな、ずっと続けばいいな、なんて思えたのは、ありがたいことです。当然じゃないと思います。恵まれています。本当に。今後の人生も楽しみたいです。
ではまた。長い自分語りを読んでくれてありがとうございます。次はクラギサークルのことを思い出して書きたくなりました。
皆さん、今日も明日も元気でいてください。
ヾ('ω'⊂ )))Σ≡アデュ-
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