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ドクターじゃなくてもできる健康のサポート
健康サポートは誰でもできる?
ドクターじゃないと健康に関わるなんて言ってはいけないのかなって思うんですけど、「ドクターじゃない僕でも何か役に立てることあるんですかね?」
思ってる人は結構いらっしゃるかもしれないから、 今日はドクターじゃなくても健康のサポーターができる、というお話をします。
ドクター以外でもできる3つ
私は薬剤師ですので、ドクターが薬を決めて処方箋を書く。そして私たち薬剤師はその処方箋通りの薬を用意する。もちろん副作用に気をつけたり、相互作用に気をつけたり、お客様に説明するという仕事はとても大事なんですが、何かその中でもっと直接関わることがしたいと本当に思っていました。その時点で私は薬剤師を続けるかどうか非常に迷っていて、 結局薬剤師をずっとやっていこうと決めたのが、ドクターの永田勝太郎先生の言葉でした。その先生が言われるには、ドクターじゃなくてもできることはたくさんあるという事でした。
特にこの3つです。
1番目は、未病といって、まだ病気になっていない状態を改善すること。
2番目は、もう病気は完成しているかもしれない。薬が処方されているかもしれない。その薬の副作用を何とかすること。
3番目は、先生は終末医療という言い方をなさいましたが、余命何ヶ月という事ではないが、もう病院で精一杯のことをしているがこれ以上何かできないか。 あるいは実際になかなか厳しい状況の中でもQOLを上げる何かできないかです。この3つは正直ドクターの仕事ではないんです。
簡単に言うと、この3つはドクター以外でも十分にできるとおっしゃっています。これは薬剤師じゃなくてももちろんできます。 勉強は必要ですが、ここの部分でお客様のサポート、応援。これをすることはどなたでもできることです。十分可能です。
パソジェネシスとサルトジェネシス
永田先生が本の中でこういう図を書かれていました。
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機能的病態、まだ診断名にはつかないけれど症状があってつらい。 こういう状態がだんだん酷くなってくる ⇒ 器質的な病態、これはいわば完成された病気になります。
胃に潰瘍ができている、ガンになっている等、病名のつくような病気です。最後に、治療しているけれども治癒は難しい状態になります。
そして縦軸が治療効果です。
治療効果を見ると、病院はほぼ現代医学になります。 基本的には西洋医学の薬を使って現代医学によるものになります。
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パソジェネシスとは、健康・病気・死を非常に明快な分け方をしています。
サルトジェネシスとは、こちらはずっとつながっているという考え方です。 健康の中でも、10代、20代の本当に元気な人から、元気なんだけどちょっと不調という30代、40代の方までです。そういう幅があり連続してちょっとずつちょっとずつ機能的病態(未病)⇒ 器質的病態 ⇒ 致死的病態という風に移るという考え方です。
ロボットではないので、健康、病気、死とクリアには分けられないです。だからサルトジェネシスの考え方をするといいと思います。
サルトジェネシスの考え方で考えると、代替医療・心身医学・東洋医学・栄養療法等が非常に得意な手段になります。
反対にパソジェネシスは、西洋医学の治療が非常に明快になっています。
例えば、肺炎を起こしてる時は、ぐずぐずしてないで抗生物質を使わないといけません。または、交通事故にあった時は、早急に手術をしたり投薬をしなければなりません。
早急に治療をしなくてもいい場合は、そんなに強い治療をしなくても、 ゆっくりと柔らかく優しくしてもいいと思います。
機能的病態の場合は、ゆっくり優しい方法が適していて治療効果が高いです。
反対に器質的病態を治療する時急を要する時は、 やっぱり西洋医学のやり方が非常に適しています。
どちらも得意分野がありますので、 得意な方法を使うのがいいと思います。
西洋医学で使われる薬は、 基本的に薬は毒という考え方から作られています。そのため健康体の人がわざわざ薬を飲むということはしません。 それは当然副作用もあるからです。
副作用が心配で医薬品は一切飲まないという方も中にはいらっしゃいます。ドクターが処方する場合は、その薬は体にとってとてもいいものではないかもしれないですが、メリットとデメリットを考えて、メリットが上だと思うから薬を処方されます。ですから何が何でも西洋医学の薬は使わないというのも、少し 違うのではないかと考えます。
西洋医学で使われる代表的な薬というのは、抗生物質・抗がん剤・ステロイド・抗ウイルス剤などです。これらはみんな悪い菌・細胞等を叩くとか潰すという事に非常に役に立つ薬ですが、当然免疫にも作用したり、自分の体を痛めたりということも起こり得ます。
もし西洋医学の薬を使って副作用が気になるのであれば、当然ひどい副作用であれば中止になります。
ですからサルトジェネシスの考え方で補剤を使うなど患者さんをサポートするということは十分可能だと思います。
お客様に改善する方法をご提案するとき、みなさんは西洋医学の薬だったらすぐに納得されます。大丈夫かなと心配されるのが思われるのが漢方です。
漢方の成分というのは多岐に渡っているので、なかなかこれが効くんだよっていうのが言いにくい面があります。そのため信用していただくのが難しいことがありますが、特に漢方はこういうところで補剤として使うと非常に役立ちます。
漢方の考え方として、補法と者法という考え方があります。補法は補う、瀉法の瀉は漢方で瀉すという言い方をします。余計なものを出す、捨てるという事です。
東洋医学では中庸がいいと言われています。中庸というのはバランスの取れた真ん中のことなんです。だからそれが多すぎるのもいけない、少なすぎるのもいけない。そこで多すぎる人には瀉法を使って余計なものを出す。 足らない人には補剤を使って補う。真ん中に持っていきましょうというのが東洋医学の考え方です。
西洋医学では補剤という考え方は全くないので、弱っている方に対して補剤を使おうというと漢方はとても役に立ちます。
健康食品だって立派な補剤
お話ししてもなかなか納得なされにくいのが健康食品なんです。
7つの療法の中で代替療法というのを出しています。この中には健康食品も当然含みます。
私は健康食品をご提案することも多いです。皆さん健康食品というと怪しいものという考え方が多いみたいで、「健康食品なんですか?」ということをおっしゃる方もいらっしゃいます。
漢方も健康食品もサルトジェネシスに入ります。漢方薬となるとやはり薬なので、 上薬、中薬、下薬、聖薬というのもまた別にあるんですが、 そういうようなものがあって、長期に渡って使っても問題ないものもあれば、 短期に留めておく方がいいという漢方薬もあります。 皆様、漢方薬は優しいというイメージがありますが、そんなこともないのも漢方薬です。
そのためある程度長く使う場合は漢方ではなく、健康食品をご紹介することも多々あります。
健康食品はあれに効く、これに効くというのは 薬機法という法律に抵触するので、言ってはいけないことになっています。
しかし、医薬品を上回るほどいいものがあるのも事実なんです。それは臨床的に現場で使っていて非常によくわかります。
皆さんご存じでないかもしれませんが、健康食品の場合で、「〇〇が100mg含まれています。」 と書かれていたとします。 それにその時100mg含まれていなくても、法律違反になりません。だからそのように書かれていても、本当にそこに含まれているかどうかはわからないです。実際に含まれていたとしても、 それが本当に吸収されるのかどうかというのは別の問題です。
よくお客様に対して例に出すのが、乾燥した霊芝とか高いキノコが販売されています。それをコトコト煎じて飲むといいよと言われます。有効成分は確かに少しは出るんですけどほとんどは繊維の中に取り込まれてしまって出ないです。いい会社さんは非常に研究していて、例えば細胞壁がとても硬くて中の有効成分が出ないのであれば、その細胞壁を砕くような工夫をし、また吸収率の悪いものであれば、なんとかして吸収率を上げるような工夫をして特許を取得しています。
こういうことをしている会社さんがたくさんあります。そういうところの商品は非常に良い結果が出ます。 長期に使っても安心な会社さんのきちんとして作られている健康食品は、非常によく提案させていただいています。
自然療法は効果があるのか
自然療法について、市川先生という先生に「お手当」学ばせていただきました。
ビワの葉を使う、ビワ温灸をする、蕎麦で湿布をする、 という事を「お手当」といいます。 自然なものを使って患者さんに「お手当」することで、痛みがビックリするくらいなくなったとか、むくんでいたのがオシッコがたくさん出るようになったとか、そういう事をたくさん目の当たりにしています。ですからこういった自然療法も時に非常に有効です。
自然療法がファーストトチョイスにはなりません。 いろんなものを組み合わせて、一番効果が出る方法を実践なさるのが良いと思われます。
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漢方・健康食品・西洋医学の薬も時々使い、 お客様とのコミュニケーション・絆作りに心理療法を使うのがいいと思います。
自然療法として、ビワの葉っぱ等、 そういう自然のものを使って総合的にやっています。医薬品以外はどなたでお使いになれることですので、学ばれていろんな方のお役に立つことができるんじゃないかなと思います。
一番はじめに見直すべきこと
最近特に思うのは、一番最初の出発点にあたるところで栄養状態が悪い方が非常に多いです。私たちは新陳代謝をしていて、細胞とか組織とかを新しく作り出していますが、それには何か原料が入ってこないと作り出すことができないです。 その原料になるのはタンパク質です。 ところが最近皆様、タンパク質を摂る量がかなり少なくなっていて、そうなると原料不足になります。
そして原料のタンパク質が入ってきた後、 そのタンパク質を自分の必要とする組織、細胞に 作り変えるにはエネルギーが必要です。エネルギーとしては鉄と酸素が必要です。ただその鉄と酸素も最近は非常に少ない方が多いみたいです。鉄がないと体の中に酸素を運べないです。酸素を届けられないとホルモンを作りたい粘膜を作りたいとしても作ることができません 栄養状態が悪いために体調不良を起こしやすくなる。 ですから治療はとても大切なんですが、それよりも以前の問題として見直していただきたいです。
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