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【漢方で花粉症をのりきる!】ひどくなる人とならない人の違いは?
つらい鼻の不調 早く楽になるためにはどうしたら良い?
呼吸でしっかりと酸素を取り込んでほしです。 今日はなぜ鼻の不調が起こるのか、どうして口呼吸が問題なのか。そして早く楽になるためにはどんな商材がおすすめなのか。今日は商材についても書きたいと思います。
主な鼻の役割は3つ
最初に主な鼻の役割というのは3つあります。
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① 異物をブロックすること。これとても重要です。鼻毛って皆さん悪いイメージしかないかもしれませんけども、鼻毛があることで余計なものが入ってこないように食い止ます。そして鼻の内側は粘膜でできています。 粘膜というのは必ず粘液があってしっとりとしていないといけません。鼻水は嫌な意味の水分だと思われるかも知れませんが、 鼻の内側はしっとりしている必要があります。 そこで物をくっつけてブロックするからです。
② 冷たい空気が入って行かないように温めます。例えば鼻から呼吸をした場合、鼻から空気が入って鼻腔の中を流れていきます。異物が鼻毛や粘液にくっついて、とにかく一番奥の大事な臓器である肺に行かないようにする。それがとても大切です。
口呼吸だと鼻腔を通らないのでブロックできません。 また粘液でつかまることもありません。 そのため鼻呼吸が良いと言われています。通路は 短いよりも長い方がいいです。 咽頭扁桃当たりで少し複雑な形にもなっているので、 冬場だと冷たい空気を吸った時その空気が肺に直接行かないようになります。
真夏のむちゃくちゃ暑い時にも、暑い空気が直接肺に行くよりも、 鼻腔内で、空気を冷まして肺へ送った方が良いと思われます。
③ これもとても大事なんです。鼻を通る間に空気を湿らせる。肺という臓器は乾燥を一番嫌う臓器です。だから肺はできるだけ乾燥させたくない。 鼻を通っているうちに余計なものをブロックし、冷たい空気も刺激しないよう暖める。湿らせるためには単に鼻という通路を通すだけではなくて、粘膜がしっとりしている。 これがとても大事になります。
身体をの奥を守る粘膜
粘膜には必ず粘液があります。
例えば口の中。口の中は唾液があり潤ってます。これが乾燥すると大変です。 唾液は殺菌作用がすごく強いので、唾液で殺菌するという目的もあるし、余計なものがどんどん奥へ行かないようにブロックする働きがあります。
目もそうです。 目もドライアイルになると、 目の表面がとても乾いてしまって異物に対して傷付きます。
女性の悩みでとても多いのが膣です。 膣が乾燥する。高年期を過ぎた女性は、 女性ホルモンが減ってきますので、 どうしても窒の中が乾きやすくなります。 そうすると窒の中にはもいろんな菌がいますし、 ほぼ外と繋がっていますから、 いろんな刺激を受けてしまいます。 そうすると痛かったり痒かったりします。こういう悩みでお困りの女性というのはとても多いです。
粘膜はもっと奥にあるものを守る。 そういう働きがあります。口、膣、そして鼻です。守るためには粘液があってしっとりさせる必要があります。ここはとても大事です。
実はとても怖い口内の乾燥
ちょっと話が鼻からずれますが、口の中も唾液が少ないと、 口の中の悪い菌が増えやすくなります。口の中は腸以上にいろんな菌が一緒に住んでいます。良い菌も悪い菌もいますが、一緒に仲良く住んでいます。ただ唾液が少なくなったり口の中が乾燥してくると、悪い菌が増てきます。 悪い菌が増えると何が悪いのかというと、 人は寝ているときに唾を飲むので、それが肺の方へ行ってしまう場合があります。ご年配の方でよくあります。
それは誤嚥といって、 自分の唾液が肺に行って肺炎を起こすことは非常によく起こります。
そのため口の中はとても大事だと考えられていて、 大きな手術、ガンの手術をするときも、 まずは口の中、虫歯を含めたいろんな口腔ケアをしてから、 大きな手術に臨むことになります。
薬の副作用と選ぶときのポイント
鼻の薬で抗スタミン剤という薬があります。 この抗スタミン剤は、 鼻水がワーッと出てくるのを止めるために、 分泌物を止めるという働きを持っています。人によっては口がとても乾いてしまいます。 もっとひどくなると、肺も乾いてきます。
そうすると何が起こるかというと、声が出なくなります。「 いきなり声が出なくなりました」という相談が時々あります。それで伺ってみると、その風邪薬を飲みました、 鼻炎の薬を飲みました、と言われます。
声が出なくなったことがある方、あるいは要注意だなと感じておられる方、あと鼻の症状がないのに風邪薬を買う方は、 できるだけ抗スタミン剤という薬の入らない薬を飲むことをお勧めいたします。
症状が鼻という場合は、抗アレルギー剤で眠くなりにくいもの、口が乾きにくいものが出ていますので、そちらを選んでください。
鼻とか痰のことでお客様によく聞かれることがあります。
重症の時は痰が出ない?
痰は出る方が軽症なのか、出ない方が軽症なのか。人によっては「健康な人は痰とか鼻が出ないので、出ないのがいいんですよね」とおっしゃるけど、 弱くなってくると出す力もなくなってきます。 だから咳が出て痰が出る。そういう時に痰が出るのが悪いのか、出ないのが悪いのかとなった時、重症度とすると痰を出せないというのが一番悪いことになります。 そして鼻水とか痰、これはどちらも何かを出そうとする目的のものです。水っぽいものの方が割と軽症です。
鼻水が出るというのも体の中では自然な反応で、 粘膜で異物を捕まえられなかった場合に、「異物が入ってきたよ」って体が反応して、「じゃあもう捕まえられないから流してしまえ」と言って、バーッと鼻から出てそれを外に出します。そういう目的で出ますので割と軽症です。
でもこれが時間がかかってきたり、少し炎症がきつくなってくると粘ってきます。ひどい症状になると黄色くなる、緑になる、副鼻腔炎などがそうです。 ただまたこれも風邪をひくと後半になるとこういう鼻が出て、その後治るということも多々ありますので、一概にそれが良いとか悪いとかではないですが、順番としてはいきなり黄色い鼻が出るっていうことはあんまりなくて、最初水っぽいものが出る、その次粘ってくる、白っぽくなる、 その次黄色になる、人によってはその後緑になる。 緑でサラサラはあんまりありません。
色がついてくると炎症がひどくなってきてるとか、 ちょっと時間が経ってきているという風に考えていただけたらいいかなと思います。
粘膜を強くするために大事な事
鼻の粘膜は腫れて、通路が狭くなってきます。 そうすると詰まるということが起こります。
風邪をひくとどうして鼻が詰まるのかというと、鼻の粘膜が、ウイルス感染をして、炎症を起こすからです。
また花粉症の場合はウイルス感染はしていないけれど、 鼻の粘膜が弱すぎるために敏感に異物が入ってきたと感じて、 鼻の粘膜が腫れてしまいます。
そういうことを何度も何度も起こす方は、ちょっと入ってきただけでもすぐ反応してしまいます。敏感すぎて花粉の時期に辛くなります。
鼻は粘膜ですから、粘膜っていうのは、 口でも鼻でも胃でもそして膣でも、 新陳代謝の激しい場所です。 ですから綺麗な粘膜、強い粘膜を作ろうと思うと、 そこに原料とそれを作るためにエネルギーが要ります。そのためにタンパク質を十分摂る必要があったり、エネルギーを確保するために鉄が必要だったり、人によっては上手に新陳代謝を促すために核酸という商材をご提案することもよくあります。こういう商材を摂りながらその粘膜をだんだん強くしていきます。 そういうことが基本的にとても大事です。
鼻は東洋医学では肺に属します。 鼻、喉、気管、気管支、これら全部肺です。肺は他の臓器と比べて特に粘膜と深く関係しています。
鼻の具合が悪い、鼻が弱い人は、原料、エネルギー、新陳代謝、 を確保しながら、肺を強くしていくことが大切です。
肺は脾に助けられています。 脾は脾臓の脾です。これは消化吸収する部分です。 肺を強くするためには胃腸を強くしなければならないです。 そしてもう一つ、体の根本である腎があります。 この脾・肺・腎のバランスをとって肺を立て直していきます。 そういうような商材を基本的に使っています。
それをすることで粘膜がだんだん強くなっていきますので、 結果としては敏感に感じにくくなります。そうすると鼻だったり、気管だったりが楽になっていきます。人によっては皮の中の粘膜が強くなり、 口内炎ができにくくなってきた。 膣が非常にトラブルを起こしていたのが、それが起こしにくくなってきた。そういうような可能性もありますので、 商材としてそういうものをご紹介しています。
花粉症に強くなるコツ
花粉症の時期にすごくひどくなる人とならない人がいます。 それはなぜなのか。 一つはその人が粘膜が敏感だったらひどくなるし、 そうじゃない人はひどくならない。
もう一つ、当然花粉の量が多いと炎症がひどくなります。特に晒されている目、目が痒いというのはよくある症状です。あと鼻が痒い、あと耳が痒い。
耳も粘膜です。耳の入口にはやっぱり毛があって、奥に行かないようにブロックしています。
その花粉の量が多くなると 炎症になります。そうすると先ほどお話しした商材のことで、 粘膜を強くするだけでは落ち着かないので同時に炎症をとる。 こういうような商材も一緒に使う必要があります。
私も子供の頃から本当に鼻が弱くてすぐ鼻が出るんです。花粉症を発症したのは20年くらい前だったと思うんですけど、最初に発症したのは、杉でその時がピークでつらかったです。 その次にヒノキにも何か反応している。 そのうち今度前倒しにもなってきて、期間が長くなってきているんです。 今は本当に日常生活に気をつけるとか、ご提案している商材を私の場合はずっと飲み続けることで快適になっています。
あと花粉の時期に気をつけたいと思うのがテレビです。 テレビで杉の花粉がブワーッと飛んでいるところとか 、天気予報で、「明日は花粉がすごいです」とか真っ赤になって出てくると、暗示にかかります。明日きついんだと思うと、皆さんが思う以上にそっち方向に体が行くものなんです。それだけで花粉症のスイッチが入ってしまうので、 私はあんまりご覧にならないことをお勧めします。
また、「どんな時にアレルギーになりやすいの?」というと、 1日の気温差が10℃以上になると、温度差によるアレルギーというのを起こしやすくなります。 だから暖かいところからパッと外へ出ただけで、すごいくしゃみが出る方がいます。
またこの時期、気をつけていただきたい食材があります。それは生のトマトです。 生のトマトというのは、杉花粉とかヒノキの構造とよく似ています。 トマトに火を入れたら何の問題もありません。 トマトソースはいいけど、生のトマトジュースはちょっと要注意です。 だからトマトをたくさん食べると、花粉に反応したのと同じような症状が出ることがあって、これが花粉食物アレルギー症候群と言われています。トマトを食べた途端、口の中がおかしいよ、喉がおかしいよ、そういうような症状が起こってきますので、 ひどい方は注意が必要です。
そして最後にお伝えしたいことが、鼻とか目を洗うというのは、すっきりしてとても気持ちのいいものですが、決して水道水で洗わないでください。 粘膜はとても敏感ですので、水道水で洗ってしまうと、塩素とかで粘膜が傷ついてしまいます。 それをやっているうちに、せっかくの粘膜が傷んでしまって、ますます過敏に反応するということになります。 これは膣も一緒で、ビデで洗いすぎると守っている、保護している粘液も洗い流してしまいます。
やっぱり物事はホドホドというのが必要になります。きれいにすればいいというものじゃないんですね。 きれいにしすぎると、守ってくれなくなります。そこは注意が必要です。