2級を受験することにしたので、色彩検定UC級の勉強法を振り返ってみた
受けたい資格試験がいくつかある中で、色彩検定2級を一度挑戦してみる事にしたので、勉強法の整理も兼ねて、去年の11月に195点で合格した色彩検定UC級での勉強法を振り帰ってみました。
始めて色彩検定を受けたいなら、3級、UC級どっちを受けるべき?
自分はUC級を受験しましたが、色彩検定に興味を持って「どれから受ければ?」という人には3級をおすすめします。理由は3つあります
テキストの豊富さ
内容の楽しさ
知識を活用できる幅が広い
色彩検定は3級とUC級で参考書の使いやすさが段違い
3級は知名度も人気があるので、参考書がストより安価な参考書が手に入りますが、UC級には高価なわりに少々わかりにくい”the教科書”な公式テキストと別売りの過去問しかありません
自分自身はUC級の公式テキストの書き方がわかりにくかったので、自分なりに分かりやすくなるようテキストに手を加える事に力をいれ、別売りの問題集を早めに買って解くようにしましたが、3級ならばもっと分かりやすい参考書で練習問題を解きながら効率よく学べる上に、参考書自体も安いんです!勉強しやすさは断然3級が上です
UC級は内容がやや3級と被るが、3級より楽しくないと感じる内容が多い
色彩検定って色に興味を持ち、色彩センスを高めたい人が受ける場合が多いので、調和の取れた配色の為のルールや、色の効果など、普段から興味があり、すぐ活用できる色を扱う問題は楽しく感じるのですが、その一方で目の仕組みや光と色についてなどを学ぶのは楽しくないし、苦手だと感じる方が多いと思うのですが
UC級の内容はそういう人が”楽しくない”と思う内容がほとんどを占めます。
UC級の内容って「色覚異常や老化によって起きる目の変化などを知り、そういう方の為にどう配慮して色を使うか」がほぼなので、日常で活用出来ず、勉強感も強いので、簡単な試験とはいえ目的意識がないとちょっとしんどいと思います
UC級は活用出来る所が限定的
UC級は内容も活用出来る範囲もとても限定的で、おしゃれな配色の仕方を学びたい、人の目を引くデザインが作りたいって人にはあまり役にたちません
私自身は色彩検定が活用出来る職に就職を希望していない、人中心に考える課題解決のためのデザイン思考を自分の強みにしたいと、ユニバーサルデザインの勉強の一環という名目でUC級を受験したのですが、はっきりとした目的がないと、持ってるだけの資格になりがちです、3級については資格を取らずとも活用出来る資格となっているので、勉強する価値はあると思います
UC級の内容は色彩検定2級の範囲とも被ってるので、3級、2級と受けてからUC級に挑戦しても良いかもしれません
私の色彩検定UC級勉強法
初っ端からUC級を受けてみたい人にはネガティブな事ばかりで申し訳ないですが、試験料も結構高額なので、後悔しないようあえてデメリットを書いてみました。
テキストに手を加えて、重要な部分が目に入りやすい、省エネな参考書を作る
で、ここからは私の勉強法のお話なのですが、3級との比較にある通り、UC級は少々分かりづらい公式のテキストしか無く、練習問題もないので、テキストを読むのが勉強のメインになりそうだと感じ、公式テキストに手を加えることにかなり力を入れてました
要点に対して文章が長ったらしいと感じたので(人のこと言えないけど)、余計な文章は読み飛ばしても大丈夫なように、要点部分に線を引いたり、半透明の吹き出し付箋などを使って図に要点を描き込んだり、大きな付箋にまとめを書いて貼り付けたりしながら読むようにしました
ノートに直接描き込んだり、線を引くと、間違ったり、後で重要じゃないと気づいた時にノイズになるので、消せるマーカーを使い、付箋をフル活用しました。
ノートのラインはカンミ堂のはがせるマーカーを使いましたが、練習問題が無い代わりに暗記ペンで隠しながら読むのも効果的だと受験後に気づいたので、買うなら暗記用の青等もオススメです
読む部分を減らすある意味サボりの技術ではあるのですが、要点を読み取り、何を覚えるか、後で読み返して理解しやすいかなどに重点を置いてるので、アウトプットの要素が多く、読むだけよりは覚えられます
テキストが解りにくくて要点をまとめたいならノートにまとめればいいのでは?って意見もありそうですが、ノートって時間や手間に対して効率悪いし、内容が分散するので面倒なのでノート自体書きません
自分の勉強のメインは日商簿記3級だったので、合間時間にテキストを読むのが主な勉強だったのですが、正直それすらもあまりやってないというのが現実だったりするのですが…
問題集や過去問は早めにやって合格までの今の立ち位置を知る
テキスト一通り読み終わったあたりで、正直内容がきちんと身についてるのか不安になったので、去年の過去問を買って試験形式で解いてみた所、30分程で全問解き終わり、採点した所で173点(160点以上で合格)になってしまったのでした
ノートは効率悪いからまとめない、でも参考書読んでるだけでは知識が身についてるか不安、だから自分は問題を解きながら覚えるのが性に合ってるので、手軽に何度も問題が解けるように、ルーズリーフに解答の記号と正解の選択肢を問題を解きながらルーズリーフに記入して、 2回の過去問に出た部分は出る所だとヤマをはって、ラインやまとめを追加した所で以外の部分はざっくり読むようにした所で一旦勉強をやめて、試験の一週間前から合間にテキストを読んで、過去問を1回づつ解いて試験に挑みました
まぁこの行動は失敗だったのですが…
色彩検定のテキストはまんべんなく読むこと
2回の過去問に出ない問題は出る可能性が低いと、ざっくり読む位にしてたのですが、実際に試験受けたら、そのざっくりしか読んでない部分たくさん出題されて焦りました
色彩検定のテキストはヤマをはらずに、どこからでても大丈夫な様にまんべんなく勉強しましょう!ほんとに(UC級で気がついて良かった)
ここまで読んだらバレると思いますが、実際はあまりUC級の勉強はしてません。
とにかくテキストから要点を読み取る事を重視した勉強方が、ほぼマークシートの選択式で、テキスト通りの内容が素直に出る試験に合ってたんだと思います。お陰で盛大にヤマを外しながらも195点も取る事ができました
テキストが一冊しかないので、テキスト選びで有利不利がおきないので、テキストから要点を読み取り、解りにくい所はメモにまとめて貼り付けたりして覚えるのがオススメです