![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57336607/rectangle_large_type_2_73f4256880e6da0137e0164e79f6582f.png?width=1200)
僕が不登校になった理由
こんにちは。涼宮です。早い事で今回でもう3記事目です!さて、今回は「僕が不登校になった理由」のお話をしたいと思います。
僕は去年まで市内の公立高校に通う高校生でした。県内でもトップの進学校で、成績も上々。
2年生では学年40位以内に入り、成績上位の人が集まったクラスに進級しました。
友達も仲のいい子が10数人いていじめにあうこともなく、土日はカラオケに遊びに行ったりしていました。
そんな僕がなぜ不登校になったのか?
それは…
・教室の空気に耐えられなくなった
・授業の意味が分からなくなった
この2つです。。
①教室の空気に耐えられなくなった
僕が教室にいて体が拒絶反応を見せたのは2年生の夏でした。
いつもの様にクーラーの効いた教室でシーンとしてるなか授業に取り組んでいたところチャイムの音がした時に体が「びくっ!!!」反応しました。
1度反応すると体が覚えていて、「またビクってなってクラスメイトに変な目で見られないか」気にし始めて余計反応します。
これは聴覚過敏という病気で「静かな空間で急に物音がした時に体が反応する」という症状です。
クーラーがガンガンにかかった狭い教室に42人もの生徒がぎゅうぎゅうに入ってシャーペンを走らせる音ばかり聞こえて…
そんな緊張感のある教室に毎日居たら体も心も疲れてしまいますよね。
実際、2年生に上がってから放課後になるとヘトヘトでした。
聴覚過敏になってからは周りの目がより一層気になり始め、席に座ると「360°監視されてる」そんな気持ちで毎日を過ごしていました。
② 授業の意味が分からなくなった
秋になり後期が始まった頃、僕はとうとう学校を休みます。いつもの様に家を出るフリをしてマンションの階段に1人で座っていました。
親が仕事に向かって家に人がいなくなると家に戻ります。でも、学校に連絡していなかったので2日目には父親が帰ってきて話し合いをしました。
それから後ろめたさもあり、少し休みながらも学校に行くようにしていました。
ですが登校回数は週3日→2日に1回と徐々に減っていきました。今度は単位が危なくなってきて…進級の危機に陥ります。
毎日授業科目を見て、この科目は単位がそろそろ危ないというものは出るようにして他は休んでいました。今思うと本当にぎりぎりの精神状態だったと思います。無理やり体だけでも授業に出させるというやり方でしたね。
先生に迎えに来てもらった事もありました。僕自身も進級は今した方がいいと分かっていたので強制力をつけるためです。
そして何とか3年生に進級…
その時にはもう限界でした。。。
2年生の後半は単位が危なく、何とか進級するために頑張ってはいたものの、3年生に上がる頃には心身ともに疲れきって教室に入って授業を受けれるような状態ではありませんでした。
僕にはどうしてみんなが授業に出ているのか今でも分かりません。
約1年間上位層が集まったクラスにいましたが、みんないい意味でも悪い意味でも賢いです。
例えば現代社会の授業はほとんどの人が授業を聞いてませんし、内職(授業とは違う教科の学習を隠れてすること)をしている生徒もいました。
授業中突っ伏して寝ていたり、授業を聞かずに問題集ばかりやっている数学。関係の無い話ばかりしてなかなかその教科の授業が始まらない漢文。
とにかく機嫌が悪いと怖くてみんな萎縮してる外国人先生の英語表現。
成績が良くて自分の勉強法を確立した生徒の大半は授業による成績アップではなくて、問題集を使った自習です。だから数学では授業中に問題集をやっていても注意されないんです。先生が許してるから。
じゃあ上位層が集まったクラスは授業態度が違うかと聞かれるとほかのクラスと変わりませんし、寧ろ授業態度が悪い教科も実際ありました。
授業主体と学校は謳っていますがこれが現実です。
だから僕は2年生の秋頃から土曜授業に出ませんでした。
あれほど無意味な授業は無いと思います。
まず英語は長文読解
問題を解いてきて先生と上から順番に英文を読み進めていくもの。そもそも予習の段階でほとんど理解出来てる生徒が大半です。ぼーっと教科書を眺めてる人も中にはいましたね。
逆に予習してない人は指された時答えられるように必死になっていました。
次に国語
予習で文章を一通り読み、問題を授業で解き、先生が解説する。まずこの授業先生がひたすら問題解説をするんですが、指されることが無いのでみんな眠そうにしてます。
先生の解説の後には回答が配られ、そこに解説も丁寧に乗ってるので分からなかった問題のみそれを見ればOKです。
土曜日を使って、平日の授業で疲れきった体を学校まで持ってきて受けるほど価値のある授業では無いと思います。
こうして僕は学校に行かなくなりました。
③今後
皆さんがここで気になるのは、不登校になったらどうするのか?ということでしょう。
不登校と聞くと、単位が取れずに卒業できなくて、お先真っ暗と考える人もいるかもしれません。
しかし、全くそんなことはありません。
今の時代には学校に行けない人が学ぶための通信制の学校があります。通信と一括りで言っても、その授業形態やカリキュラムは様々で、校舎に行って少人数で個別に対応してくれる学校もあります。
僕は少し遅めですが、8/1から通信に通うことになりました。進学実績もよく、ほとんどの生徒が進学する学校もありますので、凄くオススメです。
④最後に
最後に、不登校の生徒や学校に行くのが辛い人へ
僕は学校はひとつの水槽だと思ってます。
この世界には他にも沢山水槽はありますし、海だってあります。
学校に行けないからと言って自分を責める必要はありません。他にも沢山選択肢はあります。
ゆっくり、自分のペースで生き生きと過ごせる場所を見つけて行ってください。
最後まで購読ありがとうございました。