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苦しく感謝の2022年。よろしく2023年!

振り返りになってしまうので、本来ならば昨年末に書けばよかったのに、書かないまま年越ししてしまったので、今回は年明け早々2022年のことを書きます。

つい最近になって気づいた
燃え尽き症候群

2022年中にも「今年は辛い年だな」と感じていましたが、2023年になって思い出してみても、私にとって2022年はやっぱり辛い年でした。

実は最近になって気づいたことですが、少なくとも2021年の12月の時点で、私は燃え尽き症候群になっていたような気がします。

何に燃え尽きたのか…。

緊急事態宣言が繰り返されて、何をどうしたらいいのかわからなくなっていたスズメベース。大きな括りでいえば、スズメベース自体に燃え尽きていたんだと思います。2021年初冬には、2022年4月の賃貸契約は更新しないと思っていたので。

さらに追い討ちをかけたのは、たぶんスズメ通信2021年冬号の発行でした。

やめると思っていたから作れた
スズメ通信2021年冬号

スズメ通信2021年冬号は、44ページフルカラーの大作でした。やりとりしたのは50人以上で、全く知らない人もいました。三鷹市内のお店を25軒掲載しました。広告費も掲載料も取らず、無料配布です。

スズメベースを週4日開けながら、依頼、取材、構成、編集、それらの全ての連絡、印刷、折り、ホチキス留め、角丸…。それらを1ヶ月、1人でやりました。

ページによっては、取材もして、構成もしてくれた人もいましたが(もう本当に大感謝でした!)、それはほんの数ページのことで、ほとんどは私がやることになりました。

夏号は緊急事態宣言で自宅にいたので、娘も冊子化は手伝ってくれたりしたので楽々でした。秋号は急に出したのでページ数が少なくて、さらに楽々でした。

しかし冬号は本当に辛かった。

大体は辛くても、完成した時にはやりきった感も出て、バンザーイ!となるけれど、冬号はそういう感じにはならなかったんです。ろうそくの火が燃え尽きそうな感じでした。

それでも完成させて配布できたのは、次の4月にはスズメベースをやめるつもりだったからだと、作りながらも思っていました。三鷹の街や大好きな店のために、せめて最後に何かをやりたい!その一心でした。

その半年後に三鷹から転出するとは、思っていませんでしたが…。

いつも1人でやってることに
相当嫌気がさしていた

そのスズメ通信を作ることも、そもそもスズメベースも、代表ではあるかもしれないけど、複数人でわいわいやりたいと思っていました。部活や同好会みたいに。それなのに気がつくといつも1人で、そのことに相当嫌気がさしていました。

2022年冬号を作り終わった時に、それを強く感じてしまったんです。記事の内容を提供してくれる人は沢山いるけど、みんなそこだけで、その先は何もないんです。出来上がったものはもらいに来るけど、誰1人として一緒に作ろうとしてくれる人は出てこなかった。

スズメベースをはじめて4月で丸3年、その前身が3年3ヶ月でしたから、もう6年以上も気づくと孤独で、私は集団には成り得ない星の人なのか?!とも思ったりもしたけれど、とにかくスズメ関連とはもうサヨナラしたい気持ちでいっぱいでした。

でも折角お金をかけて借りた店舗物件だし、物も沢山ある。よだかのもり(現ゴーゴーリフレ)さんは、施術する場所を失くしてしまうことになる。

スズメベースを続ける方法はあるものなのか…?

新型コロナの感染と体調不良と
ダンナの体調不良と

燃え尽き症候群で本当は全くやる気がない中、スズメベースの賃貸契約の更新はどんどん近づいてきて、結局何も方法を思いつかないまま、更新を決めてしまいました。でもその一方で、ダンナが不調になっていって、さらにどうしたらいいかわからなくなりました。

ダンナは男尊女卑で、うさぎ跳び時代の体育会系。何をどう話しても、大切なことほど私の言うことなんて聴きません。ここ数年で、会話すら儘ならなくなっていたところに、ダンナはかなりの体調不良。私もぼんやり不調。

収益がほとんどないスズメベースは、ダンナが稼ぐお金があるから続けられていたので、更新は失敗だったか!とも思ったり…。

そうこうしていたら、3月末に家族全員が新型コロナに感染しました。感染は急にやってくるものですね。仕事人間のダンナも、自宅にいることになりました。

その自宅にいた期間に、ダンナの状態の悪さを痛感して、三鷹から転出して、ダンナの会社から徒歩数分以内のところに、引っ越すことを決意することになりました。

人生100年時代といわれている今、私もダンナもまだ生きると思っていましたが、もしかしたらそうでもないのかも…と、心配症とかそういうことじゃなく、とても実感しました。それだけダンナはボロボロでした。しっかりとした持病もありますしね。

ダンナはおそらく2度は新型コロナに罹っている気がします。本人は認めないけど。自分が罹ってみて思ったのは、新型コロナはただの風邪じゃないな~ということでした。私は味覚と嗅覚が効かない状態になりましたが、それがよくなってきたかな~と思った頃、急に血管に異変が起こってびっくりしました。

私は37才でがんになって、抗がん剤治療をやりましたが、その時に血管炎になりました。おそらく一生完治することはない…と専門医から言われましたが、運良くかなりましになって、自分でも忘れてしまうくらいになっていました。

それが血管炎がひどかった時の症状が、十数年振りに表れたんです。

新型コロナのせいなのか、年齢のせいなのか、判断がつく人なんていないと思うけど、とにかく急激に弱いところを突かれたことに違いはありません。

そう考えると、ダンナの体調が2段階に分けて状況が悪化した時期が、新型コロナに感染した時と重なっていることに気づきました。

ダンナは明らかにボロボロになっているんだと、実感しました。(足を引きずって歩いているので、実感も何もなく事実なんですけど。)

とにかく残りの人生
やりたくないことはやめよう

引っ越す前までは、引っ越した後もスズメベースを週3日は開けようと思っていました。元気じゃないけど。

でも相変わらず、スズメベースで私は収益をあげる方法を見出だせていなかったので、行けば行くだけ持ち出しが増える。しかも今となっては、何のために行くのかさえわからない。

だったら週に1回でいいかな~と思って、週1回しか行きませんでした。週に1回も行かない時もありました。そもそも私は両手両足に血管炎の症状が出ていたし、左肩には五十肩、引っ越し作業で両腕が腱鞘炎とテニス肘になっていたので、着替えも大変だし、荷物もろくに持てなかったので、外出が辛かったんです。

腕はなかなか治らないし、自宅の物は片づけなきゃならない、毎日ごはんも作らなきゃならない。まぁそうこうしていたら、人間はこういうふうに年老いていくんだなと思うようになりました。

健康体の人は、100才や120才まで生きるかもしれないけど、ちょっと前まで定年は55才や60才だった訳で、気づけば私たちはもうそんな年齢なんですね。思えば私の娘は、私が娘を出産した年齢だし、もうこの世での役割りは終盤なんだな…と。

誰しもが人生100年だとは限らない。

とするならば、やりたくないことに時間や労力を使うのは、かなり無駄なことなんじゃないか?…それは2022年の4月に、まだ燃え尽き症候群が治らない中、私が思ったことでした。

スズメベースを続けることは
必然なのかもしれない

そんなにやる気もなくて、閉めてばかりなんだったら、やっぱり契約更新なんかしなければよかったんじゃないの?って、ダンナからも言われたし、他の何人かからも言われました。

浅はか~!!(笑)

元気じゃなかったし、やる気もなかったけど、そういう人を笑い飛ばせる私ではありました。

もし、契約更新していなかったら、私や私の家族は新型コロナに感染していたので、スズメベースを空っぽにする作業が一切できなかったんです。倉庫を借りて、人を雇って、一時的にそこに全部運んでもらって~なんてお金がかかることもできなかったと思います。結果として、更新を選んでおいてよかった!と心底思いました。

そんなスズメベースと私なので、自宅のことと自分の体調がましになってきた秋口に、今度こそ!と思いました。今度こそって何を?って、今度こそ「スズメベースを必要とする人」「仲間になってくれる人」を本気で探すということです。

何年間ダメでも、私は諦めてはいなかったんですね。なかなかしぶとい。自分でもびっくりです(笑)

でも使いたい人はいるんじゃないかとは思っていました。狭いけど立地は極悪じゃないし、駅だって近いし、商店街があるメイン通りにあるんだし。

スズメベースをやめる気があったくらいならば、商売人にはできない捨て身な戦法もできるはず!1人で店舗を借りるのは大変だけど、スズメベースはもうあるんだから、そこ使ってそれぞれがやりたいことをやればいいんだよね。

ということで、時期がちょうどよかったこともあって、仲間が少しずつ集まりました。そして、だいぶ精神的に楽になりました。

2023年は飛び立ちます

スズメベースにいることが、毎週(水)で安定しそうなので、2023年は三鷹じゃない場所でも、何かをしようかと思っています。

雇ってくれるところがあれば働くかもしれないけど、できることがない訳ではないけど年齢が年齢だし、資格とかもないし、手足が完全ではないので、雇ってもらって働くかどうかは微妙です。

物も作りたいし、家を連日留守にしようとはもう思えないし、働き方を考える年になるかもしれません。

2021年はぬい撮りで世界デビュー、2022年はぬい撮りをきっかけに秘かに英語の勉強をスタートしました。2023年はラジオか動画をはじめようと思っています。

できれば歌も復活したいけどどうかな…。医者通いからになりそうだから難しいかな。でも前より楽しくうたえそうな気がします。

スズメベースは契約更新してよかった。三鷹を離れることになったけど、離れた分は少なくとも幅が拡がりました。バイト人生になりそうだった息子も、私の思惑通り、引っ越したことでそこから抜け出すことができました。

いつまであるかわからない私の人生、最後の日まで小さいことも楽しみながら、やっていけたらいいなと思っています。

よろしく2023年!

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sue
東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。