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久々にスズメベースの話

昨日は久々に、東京・三鷹にあるスズメベースへ行ってきました。私はオーナーで、以前は週6日、1日15時間とかいましたが、今は基本的には月に1回、その1回が何らかの事情で飛べば、2ヶ月に1回しか行っていません。

今日はその辺のことを書いてみようかな~と思います。

やめるのか、続けるのか…。
スズメベース大変革!

お店のオーナー?しかもほとんど人に任せてるって、羽振りがいいのね!と思う人もいるかもしれないけど、スズメベースという場所を、私は商売としてやっていないので、儲けはありません。家賃、光熱費、wifi代はやっと払える状態にはなりました。とはいっても、私も会費を払っているので、必要経費を全て賄えている訳でもないです。

正直に書けば、スズメベースという場所を、私は2年以上前から、すっかりもて余していました。

私がやりたいことは、この広さや形状では難しいとわかってしまったし、かといって広い場所を借りても、さらに自分の首を絞めることになるだけで、とてもやれない。その辺りを頭の中で繰り返しているうちに、私が完全にショートしてしまったんです。1年半くらい前のことです。

ショートしてバーストしたら、普通ならばスズメベースをやめることにして、賃貸契約を解約すると思うんですけど、なぜか私はその道を選びませんでした。そう書くと、ショートとかバーストとかいっても、軽症なんでしょ!って思われるかもしれないけれど、そんなに軽症でもないんですよ。未だにそこから抜け出せず、ほとんど外出もしていませんから…。私が今まで生きてきた中で、1番のショートとバーストだと思います。

そんな状態の中でも、スズメベースをいろいろな意味で拠り所にしている人もいるし、やめてしまうよりは残したいと私は思い、続けていける方法をどうにか考えつきました。その大変革をしてから、もうじき1年が経とうとしています。

無料ではじめたことを
有料にするのは難しい!

そもそもスズメベースは、諸経費が普通のお店と同程度にかかるのに、完全無料の地域の場所として、開放するためにはじめた場所でした。

今ならば、お金持ちでもないんだからやめておけよ!と思うけれど、なぜかあの時はやってしまったんですね。若者でもないのに、かなり無謀でした(笑)

その後、金銭的にも状況的にも、そして精神的にも辛くなったので、完全無料や子ども相手をやめました。

相手が中高生ならばまだましだけど、相手が小学生で保護者が関与しないというのは、いろいろリスクが高かったんですね。とても喜んで毎日来てくれたり、本も場所も大切にしてくれる子もいたり、保護者がしっかりと挨拶しに来てくれる人もいたけれど、それは少数でした。

そういったことにも、やり方だけじゃなく、スズメベースの広さや形状が災っていた気がします。ネット上とかではなく、リアルでコミュニティを気づくには、少なくともイスが必要なんだな!と思いました。

と同時に、無料を望む人や、無料に群がる人のイヤな面を感じてしまいました。あなたはお金持ちなんだから、これくらいのことは許してくれるわよね!税金とか助成金使ってやってるんだから、これくらいのことはいいわよね!的な人も多かったし、はっきりそう言われたこともありました。

しつこいようですが、私はちっともお金持ちじゃないし、役所とかがバックについている訳でもないし、唯一もらっていた助成金は年に5万円でした。

そんな状況がイヤで堪らなくなって、有料の会員制にしました。でも場所もやっていることも同じ、人も同じ、場所の名前も同じで、無料から有料にするのは、本当に大変なことでした。不服ですよね、そりゃ~とも思っていました。違う場所だったら簡単だけど、移転するお金なんかないし、続けるならばそこでやるしかなかったんです。

まずそこで、大半の人は去りました。無料だったから来ていた人ばかりだったんです。そして残ってくれた人の中でも、本当にいろいろありました。

無料だったけど、サービスは至れり尽くせりだったので、それが有料になったからには、無料時代にやっていたサービスはまず当たり前。さらなる要求も出てきたりする訳です。

でも、その無料時代のサービスが、相当おかしかっただけなので、会費を1000円や2000円もらうことにしても、少人数でその場を維持して、サービスを以前より向上させたら、私が苦しいだけになってしまいました。たぶん最初から有料だったら、そんな安い会費ではやらなかったと思うけれど…。

1回「こう!」と印象づいてしまったものを変えることは、本当に本当に大変で、もう泣けてくるくらい大変でした。

場所を変えられないならば
私がいなくなるしかない。

実はその状態は、去年の大変革をするまで、何らかの形で続いていました。私がボランティア精神のある、いい人だと思われることも続いていました。悪い人だと思われるのは、嫌なことだと思うけど、必要以上にいい人だと思われるのも、案外辛いというか、時に重荷になったりします。

家族の方も大変な状況があって、自分がやっている場所も万年大赤字で、やりたいこともできずもて余している。さらにスズメベースに来る人と私の、やりたいことや意識の差が開いてしまって、どうしたらいいのかわからなくなりました。

唯一その状態で私がやれることは、スズメベースから離れること、手を離すことでした。私じゃない人がいるようになって、私がやってきたことと違うことをすれば、無料の印象も変わるかもしれない。スズメベースを再生させるならば、それしかないだろうと思いました。

これが最後!と考えて、なけなしのお金で広告を出したりして、仲間を集めることにしました。コロナ禍にいろいろ考えたり、やりたいことはやっておこうと思った人が多かったみたいで、次々に見学希望者や、仲間になりたいという人から連絡が入りました。

1人ずつ会って、スズメベースのことや、やりたい方向性、仲間として必須なことを説明して、相手のやりたいことなどを聞きました。私はデータと直感の両方タイプみたいで、話していると相手のことや、相性みたいなものが、色とグラフみたいなもので感じてきます。それで判断して、仲間に入ってもらったり、お断りしたりしています。

なにしろ、そこまでして残したスズメベースを、私がいない状態で使う仲間を探すのだから、見る目は厳しいです。

変わった考え方でも
変わった場所でもいいじゃないか!

スズメベースでの関係性は、貸し手と借り手ではなくて、「スズメベースを気に入って使う仲間たち」というのが、基本的概念です。スズメベースという店舗物件で、個々のやりたいことをやり、それを仲間みんなで応援して、困ったことがあったら仲間で知恵を出し合う。

そんな場所やシステム聞いたことないと、言われたりするけど、誰かに迷惑をかけている訳じゃないし、当人たちがよければ、他にあろうがなかろうが、そんなことどうでもいい。…というのが私の考えです。

だから個性派は大歓迎。だけど、かなり狭い場所を全員で使うことになるし、物件は私が借りていることに変わりはないから、協調性や、仲間を思いやる気持ちは絶対に必要です。

私自身、平凡な人と言われることはない人生で、そうだとなぜか協調性がないんじゃないかとか、ワンマンで自分勝手なんじゃないかと思われることも多かったけど、発想や表現が変わっていても、協調性の有無とは別の話だし、自分勝手かどうかも、また別の話だと思うんです。

だから個性豊かで、協調性のある、自分の考えをはっきり言える人に、仲間として入ってもらっています。その方が絶対におもしろい場所になると思うから。

ちなみに私は、スズメベース内で雀文庫みたかという、本の貸し借りサークルは続けています。

最後に…。

今月から仲間に入った占星術のアイシー・リューさんに、昨日占いをしてもらいました。

私は日頃、全く占いを見ないし、おみくじも引きません。歴史ある占いに関しては、統計と思っているので、見聞きした場合は、使える点は使う感じで考えています。

ここ数年落ちているので、どうしたものやらと思っていたりしたので、仲間になったのも何かの縁!ということで、見てもらうことにしました。

私は人と話すことと、人助けが向いているんだそうです。適性検査でもそう出ていたので、星からしてそうなんだ~と思いました。今年はいろいろ考えて、来年は着手…がいいらしい。

う~んそうか、私は現在ほぼほぼ引きこもらーなので、まぁ考えてはいるけど、来年に着手できるところまでいくのかな?って感じです。

今年の夏は暑すぎたので、秋から考えを深めていく予定です。今日現在、創作する気持ちには至っていません。

みどりがきれい。イキイキしてる。

昨日スズメベースに行ったら「あなた痩せたんじゃない?」って、何人かから言われました!ブカブカの服にマスクもつけていたのに、痩せたと気づかれるということは、本当に痩せたんだな!!と思いました。

やった~!

でも病気で痩せたと思われたふしもあるので、ちょっと微妙です。5月からダイエットをはじめて、もう4ヶ月を超えたので、そろそろ結果が出ないと意味がない。

シワシワにはなってないので、その点はなんとかうまくいってるけど、コロナの治りが悪くて、熱で横たわっていた間に、筋肉がかなり落ちてしまったことは、大きな誤算でした。

足はウォーキングで、腕はダンベルで、筋肉を回復させるよう頑張ります。

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sue
東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。