今日の１枚（2022/11/21）

世界は美しいモノにあふれている。

今日の１枚は、奈良の大仏。

大きいなぁ…。

東大寺と大仏は奈良時代に建立されたが、2度の焼失に遭い、現存しているのは江戸時代に再建されたもの。

奈良時代…。江戸時代にしたって、技術は今ほど発達していなかったはず。

あんなに大きな鋳物をどうやって作ったのか。

コンピューターも３Dプリンターもない。

和紙に筆と墨で設計図を引いたんだろうなぁ。しかもフリーハンドで。

数学だって、そんなに進んでいなかったろうに、耐荷重とかどうやって弾きだしたのだろう。

技術が拙くても、それをカバーするだけの何かが、昔の人にはあったんだ。

…そんなことを思いながら、何世紀もずっと人の世を見つめている大仏様の柔和な顔を仰いだ。

幾度もの戦乱を経て時代は移り変わってきたけれど、人そのものはそんなに変わっていないのかもしれないなぁ。

ちなみに鼻の穴は、大仏殿の柱の穴と同じ大きさ！