今日の1枚(2022/12/7)
世界は美しいモノにあふれている。
今日の1枚は、石仏。
広大なお寺の敷地に、ひっそりと佇んでいた。
この柔和なお顔。
何事にも心乱さず、ただ在るためだけに在る。
目をつぶっておられるが、長い年月、人々の営みをずっと見守ってきたのだろう。
人…というのは、あまり変わらないようにも思う。
鎌倉殿の13人が佳境に入ってきたが、自分の意に沿わない者は、友達であろうが、仲間であろうが、身内であろうが、殺害して排除するメンタリティに戦慄する。
支配欲と権力が、平和や愛情を蹴散らしていく。
これは史実に基ずくフィクションなので、実際とは違うことも多々あるだろうが、命の価値が軽かったことは明白だ。
先人に学び、民主主義や人権意識を育んできたはずの私たちは、本当に命の重みを受け止めているだろうか。
幼き者の虐待のニュースに、胸がつぶれそうだ。