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私とジャニーズ

※一般人のめちゃめちゃ個人的な感想です。


このところの、ジャニーズ関連の諸々は複雑なことになっていますね。
私の小さい頃から、テレビでは当たり前のようにアイドルたちが煌びやかな衣装をまとい、笑顔を振りまいていました。
アイドルはトイレになんか行かない、そんな幻想を抱かせる存在であり、子どもにとっては憧れであり、少し大きくなれば恋心を抱いてもおかしくない、かっこよくて、可愛らしくて、だけど手の届かない、そんな人たち。

■小学生~中学生の頃

私もご多分に漏れず、トシちゃんがカッコイイと思い、ポンキッキで流れるNINJIN娘の歌詞を聴いて書き写したりしていました。同年代の友達にはマッチ派が多く、トシちゃんはマッチを虐めているだの何だの勝手な噂がまわり、トシちゃん派は肩身が狭かった覚えがあります。
そうこうしているうちにシブがき隊が登場し、私はヤックンに夢中になりました。最初に買ってもらったレコードは「寿司食いねぇ」。友達にダビングしてもらったカセットテープも擦り切れるほど聴いていました。タイトル等はうろ覚えですがヤックンのソロ曲で♪NONONO、スージーという歌詞を♪喉の筋~とふざけて歌っていたこともありました。雑誌の切り抜きや付録のシールを持ち歩いてもいました。確か、最初はヤックンがセンターだったはずが、いつの間にかモックンがセンターに代わりましたよね。子供心に、おや?と感じましたが、まあ人気順なのかなと。モックンはきれいな顔をしているのに唐突に濃厚な下ネタをぶっこんできたり、なんか独特な雰囲気のある人でした。根本的に私は笑いが好きなので、ちょっとコントっぽいことも出来るシブがき隊を解隊するまでずっと応援していました。その間、少年隊が出てきて、正統派な感じの彼らはちょっと苦手でしたね。ニッキはなんか好きだったけど。そののち、時代は光GENJIが席巻することとなりました。

■光GENJIという衝撃

同じ頃、女性アイドルたちの勢いも凄くて、そっちを応援していたり、米米CLUBという存在を知ったりしたため、はじめのうちは光GENJIにはあまり興味はありませんでした。キラキラのものすごいアイドルスマイルでグイグイとアピールしてくるかあくんが苦手で、しかし、ひょんなことから内海光司くんにときめいてしまい、「あぶない少年」「ワイルドで行こう」などのドラマにどハマり。「スターライトキッズ~新・北斗七星伝説」だったかな、スペシャルドラマはビデオを何度見返したことでしょう。明星や平凡などのアイドル雑誌も読むようになり、男闘呼組や忍者、平家派などの他のジャニーズの面々にも詳しくなりました。アメトークなどでV6長野くんが披露していた「地球をさがして」の手旗信号も覚えました。カトリーヌあやこの漫画もよく読んでいたし、そういえば光GENJIのメンバーの話が聞ける電話もありましたね。リカちゃん電話とかダイヤルQ2みたいな。その電話で『微笑』(女性週刊誌)が嫌いみたいな話をかあくんがしていたのを覚えています。あの頃、光GENJIを取り巻く雰囲気としては、熱狂的という表現が一番しっくりくるのではないでしょうか。
しかし、個人的に曲としてしっかり認識しているのは「太陽がいっぱい」が最後かもしれません。今見てみると例の北公次氏の暴露本が出たあとのリリースだったようですね。それが、人気に影響していたのかはわかりませんが、今振り返ると失速した感はありますね。暴露本は読んだことがありませんが、当時中学生の私たちの間でもお姉ちゃんから聞いたんだけどーみたいな感じで、ホルモン注射の話など回ってきていました。
いわゆる性被害ということになるのですが、その頃は「へえ、そうなんだ」くらいの認識しかありませんでしたし、それが意味する事の重大さは理解出来ていなかったのが正直なところです。そういうことをされているから、だから嫌いになるとかはありませんでしたが、だんだん自分自身が大きくなって、裸にショートパンツで踊る彼らにあまり魅力を感じなくなって、世間はバンドブーム。私も米米CLUBの沼にどっぷり浸かり出し、ジャニーズ?興味無いわ~という年頃に突入したわけなのです。

■高校生以降~

その間にも、SMAPやKinKiKidsなど人気者は現れたけど、ファンにはならなかったですね。香取くんが自分と同じ年なので、なんかアイドルとして見るのは違ったんですよね。キンキももう年下になっちゃうし、ドラマなどは観ていましたけど、あれだけ売れてた音楽もあまり…でした。キンキの歌謡曲っぽい感じとか、SMAPのいかにもアイドルソングとか、ビーイング系や小室系の時代だとなんとなく聴かなくなりますよ。
成人して、バイト先で知り合った同い年の子がかあくんファンということを知り、未だに応援している子いるんだ?と凄く驚いたんです。めちゃくちゃ失礼なんですけど。その後、別の職場で出会った子もかなり濃厚なかあくんファンで、やはり同い年だったんですが、そうなんだ!とビックリ。どのタレントさんでもそうですが、例えテレビには出ていなくても、実力、魅力のあるタレントさんには根強いファンの支えがあるんだなとそこで初めて知ったんです。光GENJIが、失礼を承知で言うと落ち目になって、大沢くん、ヒロくんの脱退があって、SUPER5になって、解散してっていう流れの中で、すっかり離れてしまっていたから知らなかったけれど、ご本人たちのダンススキルとかはかなり高レベルなことをやっていたり、ソロになったかあくんの歌唱力がアイドルから脱却していたり。現役当時から相当の努力と練習の中でエンターテインメント性の高いことをやってのけていたんだなと。あとあとというか、なんならつい最近、YouTubeで知りました。

■社会人~

大人になって仕事や遊びで忙しくなって、あまりテレビを観なくなった年頃でもTOKIOとV6の番組は観ていましたね。あとまあ、一皮むけた後のSMAPもかな。三つ子の魂じゃないけど、光GENJI旋風の中で同時に見てきた世代のジャニーズタレントさんたちは、なぜか未だに好きです。J-FRIENDSに参加しているメンバーくらいの人たちですね。
良くも悪くもジャニーズ系と言われるじゃないですか。童顔で可愛らしくて、画面に向かってウインクとかしちゃう感じ。あのタイプの子たちは正直ちょっと受け付けなくて、恥ずかしくなってしまうというか、敬遠してしまう一因です。俺かっこいいだろ?と僕かわいいでしょ?の系統は苦手。そこにジャニーズマジック、なんでもうまくいっちゃう感じが乗っかると興ざめもいいとこでした。忖度が見え隠れしちゃってるやつですね。
タッキーを始めとするジャニーズJr.黄金期といわれる世代は本当にわからなくて、デビュー組はさすがに認識しているけど、自分の対象年齢と合わなかったんでしょうね、かっこいいとかちょっとわからなかった頃です。嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP辺りですかね。自分に子どもが出来て、幼稚園のママ友が嵐やKAT-TUNファンということが増えました。そうなってくると子どもの絡みで嵐のことがわかってくる感じ。キスマイ以降はまたジャニーズに馴染みが深くなっていった印象です。そして、自分がたどったのと同じように、子どもたちがジャニーズのファンになっていって、子どもの先輩や同級生が、あの子Jr.らしいよみたいなこともあったりして、また急に身近に。オール年代、網羅してるんですよね。お母さん目線でJr.たちを見るようになっている不思議。ちょっとかわいい顔した男の子にママ友間で「ジャニーズ入れないの?」みたいな話になるなんて日常会話ですよね。そう言いつつ内心では「でもジャニーさんにアレされちゃうけどね」って思いながら。

■もう子どもも成人してます

現在は、子どもがきっかけでSixTONESやSnow Manを聴くようになりました。King&Princeやなにわ男子のような王道にはあまり惹かれなくて、楽曲等は売れ筋しかわからないのですが、スノストに関してはおじさんであるうちの主人ですら普通に聴けるなーと車でアルバムを流しているほどですし、生まれて初めてジャニーズのファンクラブにも入ってしまいました。メンバーの出る舞台も観劇しましたし、ドームツアー参戦もしました。光GENJIファンだった当時より余程お金落としてます(笑)。

■昨今の騒動に思うこと

完全にジャニーズや芸能には興味ありませんという人は別ですが、多少なりとも応援しているファンの心や認識の根底には「ジャニーさんがタレントになんかしてる」「ジャニーズの力で他のボーイズグループが出てこれない」「事務所の力で主演に、脇役にジャニーズタレントがねじこまれた」みたいな暗黙の了解的な、知ってるよ的な、そういうのあったと思うんですよね。じゃないとスペオキとか、そんな言葉表に出てこないでしょう。
ただこれは、ジャニーズというよりも「芸能界」として、そういうところですよね?っていう一般人の解釈でもあるんじゃないでしょうか。最近の風潮は知りませんが、子どもが芸能人になりたいって言って、どうぞどうぞって諸手を挙げて賛成する親っていませんでしたよね。才能があり、容姿が端麗であり、そういう選ばれた人が行く世界であり、のしあがっていくしかない人たちは身を削ってそれなりのことをしたり、事務所が良くも悪くもバックアップしてくれたりして、どうにか日の目を見れるか見れないかっていうのが当たり前の、普通なら縁のない遠いものだと思ってました。
女性の被害ならおそらくもっと想像しやすいんでしょうね。でもそれが男同士であること、まして子どもが対象であるっていうことが理解が進まない一因でもありそうです。当事者ですら理解が追い付かないこともあるかもしれません。一時期でも所属していた人たちは、被害にあったかもしれない、まったくなかったかもしれない、あったけど気づいてないかもしれない、嫌なこととは感じなかったかもしれない、受け入れることが当たり前だと思っていたかもしれない、見たことも聞いたこともなかったかもしれない、拒否をしたかもしれない、いろいろな状況があり得ると思います。あったとしても、ジャニーズイズムをもって、これまで培ってきた技術や伝統を守っていこうというのであれば、それはまた被害とは別の話としてタレントたちそれぞれがエンターテインメントの発展に生かしてほしいと思います。これまでの努力は消えるものではないでしょうから。
ただね、あったという仮定のもと、実はそういう目に遭っていたんだよ、あれってそういう意味だったんだね、信じていたのにって今になって自認してしまって傷つく人もいるかもしれないということには気を付けてほしいと思うのです。それが原因ではないかもしれないけど、ジャニーズに限らず、多くのタレントたちが壊れてきているのを私たちは見てきて、知っています。心のケアは本当に大事にしてほしいです。

最後に、やはりジャニーズ事務所所属だからといって、タレントがCMや番組を降板しないといけない事態はかわいそうです。まあ、企業さんは世界的なイメージもあるし仕方ないのでしょうが、世間的に責められるべき人が下手したら被害者かもしれないタレントになってはいませんか。イメージを払拭するにはどうしたらいいのか、事務所として当事者がいない中での決断はやりきれないものがあるかもしれませんが、頑張っている人たちを守ってほしいと思います。まずは膿を出し切って、再出発に向けて立て直していってください。また、本来の被害者なのか、後から乗っかってきた陰謀者なのか、食い物にされないように、どうか正しいものが正しく救済される世の中でありますように。


どっからモノ言ってんだって感じですが、私は芸能界には一切関係ございません。以下は、読むのがとても辛い漫画ですが、知っていると今回の問題を安易に考えられなくなります。




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