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たった5分の書き出しから変わった長男
知的障害を伴う自閉症の長男が昨日、
テレビでやっていた
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
を最初から最後まで観ていました。
だから?
と思う人もいるかもしれませんが(笑)
今まで、
アニメの映画しか見なかった長男。
ストーリーを理解しているというよりは、
気に入ったシーンを見ていただけ・・・
という感じでした。
なので、
気に入ったシーンが終わると
立ち歩いてしまったり・・・
でも、昨日は・・・
新聞のテレビ欄でチェックし、
「9時からテレビ観ます」
と家族に宣言し、
始まってから、最後まで、
集中して観ていました。
ストリーを理解できている・・・
ここが多きな変化です。
そういえば、日常的な会話も
スムーズになりました。
ある日の出来事です。
仕事の時に着る洋服のポケットに
小さなメモが・・・
「これはいるの?」
と聞いたとき、
「〇〇で使うのでいります」
と、理由付きで答える長男・・・
私と長男の書き出しは
「なぜ?」を理解させるところから
始まりました。
本はこちらです↓
物事には必ず理由がある。
ここが少しわかってきてから、
自分のことを
少しずつですが理解することが
できるようになった・・・。
自分の事を理解できるようになると、
他人の事も理解できるようになる・・・
という事なのかもしれません。
「わけのわからない子」
「理解できない」
「自閉症の特性だから仕方がない」
と、色眼鏡で長男を見ていた私。
そこから、抜け出せたのも、
自己分析をとことんやったからです。
勧めてくれたのは
洗脳解放ちゃんです。
「障害のある長男さんもできる!
やってみれば?」
と・・・
障害の重さ軽さも
もちろんあります。
でも、自分を表現する手段は
何でもいいと思うのです。
色でもいい、形でもいい。
指を動かすだけでも、
目を動かすだけでも・・・
重度の障害のある子の親が、
「目線でわかる」
「顔の筋肉の動きだけでも、わかる」
と言っていました。
どうにか理解しようという
親の気持ち。
障害児育児は楽ではない。
でも、受け入れるしかない。
受け入れて、
「何ができるか」
を考え続けることが大切です。
時には心折れそうになる時もある。
「受け入れたくない!」
と拒絶したくなる時もあります。
でも今は、
心折れそうな時、悩んだ時は
「私には書き出し(自分書記)がある」
と思えるようになりました。
これさえ、あれば、
怖いものはないです。
自分を知る事で、
他人を知ることができる。
他人を知ることができれば、
世の中を知ることができる。
自分と他人と世の中
これを知り、理解できれば、
問題は解決できる・・・
きっと、長男も、
自分の障害を受け入れて、
強く生きていけるはずです。
自己分析(自分書記)に
終わりはないです。
強く、そして、楽に
生きていけるように、
一緒に頑張ろうと思います。