わたしの好き
私は今月から朝活🔴バランスボール部という早朝5時半から集まってオンラインで弾むレッスンに参加している。
昨年の緊急事態宣言下でNPO法人マドレボニータの先生がはじめた朝活🔴
2020年4月から10月までの半年間通い続けたのだけれど、事情により一旦休部。今年2月から再開したのである。
この朝活🔴の場では、早朝5時半から参加者の点呼を取り、一人一人の名前を呼び返事をするという時間があるのだが、その中で芸や歌を披露する人がいたりと朝から本当に楽しい。
今週は2月4日に、fab.4にちなんでThe Beatlesの名曲All You Need Is Loveが流れる一幕があり、テンションが上がるとともに過去の自分が好きだったことを想い出すことになった。
育休前の役職では職場で音楽を演奏する場があり、私はそこに3年ほど所属していた。音楽は人の心を楽しませたり、笑顔を創ることもできる、言わば魔法の音色である。
音楽によって人は、さまざまなことを感じたり、口ずさんだり、懐かしく思ったり、時には泣いたり、色々な感情が生まれるのである。
当時、子どもたちやたくさんの人に音楽を届ける立場であった私はその仕事にやり甲斐を感じていたし、今後もその仕事を続けていきたいと心のどこかでは思っていたのである。
しかし、その後さまざまな出来事により所属が変わり、また新たな人生を歩もうとした時、妊娠が発覚した。
私は初めての妊娠、出産を経て好きなことを忘れてしまっていた。それを忘れていることすらも忘れていた。
車内では童謡を聴き、息子に歌いかけていた。音楽自体が好きな気持ちは忘れていなかったから。しかし、何かが違っていた。
今日は久しぶりにThe Beatlesの曲を聴きながらランニングをした。私が息子に届けたい音楽は何なのだろう…。1月に2歳を迎えた息子は、言葉が少しずつ出てきて歌真似もしてくれたりと、一緒に童謡を歌ってくれて嬉しくもある。
わたしの好きを息子に届けてはいけないのかな?
そんなことを自問自答しながら、やはりわたしが好きなことは息子に伝えていきたい、そんな想いが湧いてきた。
思い返せば、私の母はピアノ教師をしていたが、母が口ずさんでいた昭和歌謡は私の中で生きており、夫の母もまた口ずさんでいた歌謡曲があり夫の中で生きていた。
せっかく、"わたしの好き"を思い出した今からでも!私は"わたしの好き"を息子にも伝えたい。