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主治医に不満?ドイツで簡単に医師を変更する方法

ドイツのホームドクター制度の概要

ドイツは主治医、いわゆるホームドクター制度を採用しています。
これは、風邪を引いた時など体調不良の際にいつも同じ担当医師に相談することで、過去の通院歴や予防接種歴が一人の医師によって管理され、治療がスムーズに進むというものです。

しかし、主治医に不満を感じた場合、どうすれば良いのでしょうか?
実は、同じクリニック内で別のホームドクターを指名することが可能で、この事実を知らない人が多いのです。


実際の経験:小児科担当医師を変えた話

近年、ドイツでは小児科医を探すのが困難です。
人気のクリニックは満員で新規患者の空きがないことがほとんどです。
幸運にも、少し大きめの総合クリニックの小児科で空きを見つけることができましたが、自動的に割り振られた主治医に満足できず、新たに別の小児科を探すことを検討していました。

そんな時、ドイツ人のママ友に相談したところ、彼女の子どもも同じクリニックだと判明。
彼女の担当医は私たちとは別の医師で、とても良い評価でした。
彼女から「主治医を変えてもらったら?」という提案を受け、詳しく聞いてみると、ドイツでは主治医を変えることは失礼でもなんでもなく、自由にクリニックに伝えて良いということがわかりました。



主治医を変更する手順

早速クリニックに「どの先生に変えてほしいか」をメールで連絡すると、あっさり了承されました。
前の医師は予防接種の注射を無言で行い、ろくに説明もなく、副作用が出た場合の薬の処方すら渡さないような人でした。
質問をしようとしても急いでいる様子で、まともに対応してもらえないことが多かったです。
ドイツの小児科は本当に激務なので、こちらも申し訳ない気持ちもありますが、それにしてもちょっとあんまりです。。。

一方、新たに指名した医師は、診察時には必ず子どもの名前を呼んで子どもの不安を解くようにやさしく挨拶してくれます。
また、こちらの下手なドイツ語の質問にもしっかり答えてくれます。
体重増減についてもわざわざモニターで平均値を見せながら説明してくれる丁寧さ。
予防接種で子どもが泣いた時には腕に抱き上げてくださり、感激しました。


結論とお勧め

ドイツ在住で主治医に不満がある方は、他に代わりの医師がいるクリニックであれば遠慮しないでしっかり担当医を変えてもらうことをお勧めします。
ドイツのホームドクター制度を最大限に活用し、自分や家族に最適な医師を見つけて、安心して医療を受けましょう。


このような情報は、多くのドイツ在住日本人にとって役立つことでしょう。主治医の変更は簡単で、満足のいく医師に出会うことで、日々の健康管理がより快適になります。

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