「喋り芸」を堪能させてもらいました:古舘伊知郎 トーキングブルース 2020夏
65歳リベラル寄りのオッサン(ややジイさん寄りw)が「コロナ禍」の現状について、喋り倒す1時間半。
もちろん「脚本」はあるんだけど、「古舘伊知郎」というキャラとかぶって休憩なしにどと〜の勢いで語られるのには圧倒されます。
さすが「トーキングブルース」!
…とか言って、「トーキングブルース」は初見参なんですけどねw。
多分、ストリーミング配信がなければ、見に行くことはなかったでしょう。
「古舘伊知郎が喋り倒す1時間半」
いや、イメージつかないですからw。
今回見て、
「ああ、こういうモンか。こりゃ、確かに面白いや」
と人気に合点がいきました。
話してる「内容」に関しては、
「そうだ、そうだ」
ってのもあるし、
「いや、そりゃどうよ?」
ってのもあり。
でもそれも含めて「喋り芸」として練り上げてるところが、「トーキングブルース」なんでしょうね。
内容や主張をどうこう言うようなモンじゃない。
とは言え、漫才のような「笑わせるためのフィクション」を練り上げるのでもなく、そこはそこで「主張」らしきものも絡めつつ…ってのが独特のポジションです。
安倍首相、小池知事、クオモNY知事の「しゃべり」を並べて披露するあたりは絶品。
「誠心誠意、嘘をつくのが政治家」(三木武吉)
そこら辺があからさまになってるってのは確かにありますからねぇ、今日この頃。
「古舘伊知郎」というキャラクターに強く依拠した「芸」だけに、「間口」は狭いかも。
まあ、キャスター時代に「敵」もだいぶ作りましたしw。
でも新日アナ時代から付き合ってると、「自己顕示欲」に振り回された過去の話なんかも含めて、「まあ、そうだよね」って感じもあって、懐かしくもありました。
(先日、長州力のTwitterで一緒に飲んだって、出てましたね、そういえば)
あの時代に比べると、喋りのスピードは落ちたように思うけど。
コロナ禍が過ぎて、リアルに舞台でやるようになったら、見てみたいと思いました。
ツバキをかけられるのは、嫌だけどさw。
(YouTubeやNetflixなんかで、四半期に一度くらいのペースで番組にしたら面白いのに
多分、そういうのが一番あってるスタイルの芸だと思います)