原点回帰っちゃあ、原点回帰:映画評「ターミネーター ニュー・フェイト」
前作(ジェ二シス)を観たときにつくづく思ったんですよね。
「ターミネーターってのは現代で無茶苦茶強くて異質な怪物が大暴れする映画。
SF的なゴタクはそのお膳立てなだけ」
で、キャメロンが復帰しての新作。
「T2」の正式な続編…とか。
さすがによく分かってらっしゃる。
タイムパラドック系のトコはサラッと流してw、後はドタバタの連続。
それはそれで良いんですが、結局分かったのは、
「この土壌(ターミネーター)に、もうそんなに実りはないなぁ」
ってこと。
だって、「T2」の焼き直し(よく言って拡大再生産)やもん、コレ。
キャラはええんやけどねぇ。
リンダ・ハミルトン。ムッチャ渋いw。姉さん(婆さんw)、ついて行きまっせ!
シュワルツネッガー。頑張っとる。ここまでやってくれるとは期待してなかった。
新キャラを演じるマッケンジー・デイヴィス。カッケェ!惚れる!
そしてエドワード・ファーロング。変わり果てた彼をどう扱うのかと思いきや…。オイオイw。
それでこう言う感じなんで、やっぱりこのネタで新しいことをやるには無理があるのではないか、っちゅう訳です。
ドンパチ、ガッツンガッツン、ドカンドカンの連続なんで、退屈はしませんよ。
アミューズメントと思えば、コレはコレでOK。
体験する価値はあります。
ただかつての驚きは、もうない。
「三部作」とか言う声ありますが、どうかな〜。(ストーリー的には出来るでしょうけど)
マッケンジー・デイヴィスが再登場するなら観てもいいけどw。
「アバター」の続編。
大丈夫かいな。