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溺れるのは川に落ちたからじゃない。沈んだままでいるからだ。:映画評「タイラー・レイク 命の奪還」


クリス・ヘムズワース主演、スタント出身のサム・ハークレイヴ監督初作品で、Netflixオリジナル。

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監督の経歴を反映して、2時間弱、ホボ全編がアクションシーンの連続。
それも最近のアクション映画の傾向を踏襲して、「痛い」リアル系アクションの畳み掛けです。
それでいて、立ち位置やアクションの流れが分かりやすいのは、さすが「アベンジャーズ」シリーズでスタント&アクション監督やってただけのことあるな〜、と。
脚本はジョー・ルッソ(アベンジャーズシリーズのルッソ兄弟の一人)らしく、単に「ドンパチ」で終わらせるだけじゃなく、深みも感じさせますしね。
さすがです。


クリス・ヘムズワース。
「ソー」で出て来た頃は「肉体派イケメン」って感じだけでしたが、その後、コメディも十分できるところを見せてくれて、役者の幅が広がってます。
本作はガチ・シリアス系のキャラですが、それでも「見かけ」だけじゃない演技を見せてくれます。
「アベンジャーズ」だけの役者では終わりそうもないですな。


抑制の効いたラストも好きです。
あれはそういうことなんだろうけど、もしかしたらそうじゃないかも…的なw。
Netflixオリジナルは当たり外れありますが、これはアクション好きならOKじゃないかなぁ。

チョット作中のセリフが、今の状況に照らし合わせると深くなり過ぎですが…。


ちなみに傭兵のコーディネーター役の女優さん。(ゴルシフテ・ファラハニ)
好みっす。



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