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「君たちは」じゃない。問いかけているのは「自分に」だ。:プロフェッショナル 仕事の流儀 宮﨑駿スペシャル
定期的に放映されているNHKの宮﨑駿スペシャル。
今回は「君たちはどう生きるか?」の背景かぁ…
と思いつつ、放映は見逃しちゃって、NHK+で後追い。
<ラストショット>のことがX(ツイッター)で流れてきましたので。
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しかし…
いやもう、今回はガッツン…でした
ちょっと観終わって、頭がクラクラしたくらい。
「君たちはどう生きるか?」については簡単な感想を以前書きました。
踏み込むと色々あるんですが、大筋は今も変わりない。
変わりないんですが、「枝葉」の部分が…。
今回の「仕事の流儀」は、この枝葉=「高畑勲の死」を追ったドキュメンタリーと言ってもいいかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124888785/picture_pc_c6296f3a62f66a18da484fd5b6dfb05d.jpg?width=1200)
そうだよな。
「引退宣言」後に、高畑勲はこの世を去っているんだ。
高畑勲と宮﨑駿
師弟であり、盟友であり、ライブルであった2人。
宮﨑駿の高畑への愛憎と執着は知られたことではあったけど、その本当の深みに、僕はこのドキュメンタリーを見るまで気づいてなかったです。
高畑勲が死んだんだ!
それを宮﨑駿が描かないわけがない!!
いやもう、なんだろうなぁ。
宮崎作品を見てきて、ジブリを知って、高畑・宮崎コンビを尊敬しつつも、その偉大さと異形さに怖れすら感じたことのある人間にとって、この作品は息を詰めてみるものでしかなかったです。
そうだよな。
そうなるよな、と。
<人生の真実はキラキラした
正しいものがあるんじゃないよ
ドロドロとか
色々なものを含めて全部あるから
自分の奥に隠してあることとか
眠っているものを引っ張り出して
作品を作らなきゃダメな時期だろ>
そして<次>はコレなのか?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124888831/picture_pc_6333ecc30d81c2c86e92a6fd34944c16.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124888832/picture_pc_eafa205fdba53ef7070bdbd408e300af.jpg?width=1200)
映画ではなく、漫画が描いたのはまさにそれだった。
それを、高畑が去った後の宮﨑が描くのか。
もちろん漫画と同じはずがない。
もっと深く、もっと遠くへ。
庵野秀明さんのところから本田さんを借り受けたのも、この布石なのかなぁ。
遠くまで行く。
その後も行けるように。
畏れと期待の入り混じった想いが残りました…。