(覚え)Withコロナ、Afterコロナ:3月21日現在
昨日、noteのイベントを視聴しました。
こういうの初体験。
参加者の皆さんもZOOMでの参加でしたが、スムーズに進行して、
「こういうのアリやなぁ」
と改めて思いました。
内容としては「Afterコロナ」がテーマなんですが、現状が現状だけに、そういう観点では深い議論にまでは至らなかった印象もあります。(現状のインパクトは伝わりましたが)
見始めた時、「終わりが22時?長ぇなぁ」
と思ったんですが、全然足りませんでしたねw。
さて、詳細に踏み込むつもりはないんですが(どなたかが「まとめ」をアップされるんじゃないか、と他人任せw)、「覚え」としてそれぞれの発言者ごとに思ったことを。(加藤さんと深津さんはファシリテーター的ポジションでしたので割愛)
・藤野英人さん
早い段階から「ひふみ投信」のディフェンスに動かれたこともあって、さすがの嗅覚w。
発言も広く、深く、と興味深かったです。
「Afterコロナ」を「Beforeコロナ」の間に、「Withコロナ」を置き、この「新型コロナの影響を強く受けている期間」の広さ・長さ・深さが「Afterコロナ」のあり方を変えていくという考え方は、確かにそうかな、と。
そこを「受け身」で過ごすか、「主体的」に取り組んでいくかで、「Afterコロナ」は変わってくるでしょうね。
個人も、企業も、政治も。
テレワークに移行できない、「リアル」な業務を行う職業の価値が上がってくるかもしれない、という指摘も納得です。
「医療機関」もそうですが、各種のインフラ産業も、その維持・運営が社会・経済の根幹に関わっている一方で、デジタルで置き換えるには限界のある業種です。
BCPの観点からこうしたエリアに社会として資本投下をもっとする必要性があると、個人的には思ってるとことです。
・西内啓さん
統計学と医学の観点から現状の分析、今後の見通しをお話してくれました。
数日前にご自身のセミナー開催に際して意見を表明されているのを読んでいましたが、大筋はその線を踏まえて、データをアップデートした感じでしょうか。
非常に分かりやすい説明でした。
基本的には中国の状況を踏まえての楽観的可能性を打ち出されてるんですが、個人的には、
「でも武漢・イタリアは破滅的になっている。それを分けるものは何なのか?今後日本がその川を渡らないためには何をすべきなのか?」
が知りたいんですよね。
(ここら辺、僕のスタンスはちきりんさんに近いです)
もっともセミナーは「Afterコロナ」がテーマですから、ここに踏み込むのは…ってのはあったと思います。
そこは西内さんも認識しての打ち出しだったのでは?
その割に「Withコロナ」に話が引っ張られすぎましたねw。
・シバタナオキさん
シリコンバレーからの参戦。
現在のアメリカの状況(=パニック)をリアルにうかがえて良かったです。
オンライン教育の地域ごとの格差とか、「アメリカでもそうか〜」と思うとともに、「やっぱりコレからは地域ごとの格差って出てくるんやなぁ」とも。
ベンチャーへのアドバイスとして、
「潮目は変わった。資金調達はできないと想定して、18ヶ月は資金をショートさせずに生き残るのが重要」
ってのはリアリティあったなぁ。(この点は藤野さんも賛同されてましたし)
全体としては興味深いイベントでした。
時間が足りないけどw。
「Afterコロナ」という点で個人的に聞きたかったのは「政治」特に「地方自治体」のあり方のあたりですかね。
今後のコロナ対応では「地域ごとの対策・対応」が焦点になってきますが、今までの動きを見てる限り、「各自治体の対応能力に差がありすぎる」ってのが見えてますから。
ここを踏まえて、デジタルな観点に焦点を当てて、政治・社会・組織をどう変えていくべきか…あたりは個人的に非常に興味があるところです。
「テレワークだけど印鑑もらいに出勤」
…なんてのは「笑い話」ですが、PDFを貼り付けただけの官庁・自治体・企業んのHPを巡回してると(しかもアップデートが遅い)悲しい気分になります。
何にせよ、イベントを計画・運営された皆さん、お疲れ様&ありがとうございます。
「次」も期待していますね。