
シリーズ完結!史実とは違うけど、伝記ドラマでもあったという…:映画評「イップ・マン4 完結篇」
もちろんカンフーアクション中心のエンタメ映画シリーズなんですが、一方で「イップ。マン」の伝記映画でもあると言うシリーズ。
とは言え、史実とはかなり違ってるようです。
違ってるようだけど、映画で作り上げられた「イップ・マン」の<伝記>にはなってるという…。
流石にこれを「史実」と取り違える人はいないでしょうがw。
前作で最愛の妻を亡くしたイップ・マン。
本作では息子との関係性が焦点になります。
テーマとしてそこを追いつつ、ブルース・リーの存在を核として、アメリカにおける人種差別の問題を物語に織り込み、中国武闘家との敬意ある対決から、ラス・ボスとのルール無用の激闘へ…。
ん?
これってどっかで見たようなパターン…。
いいんです。
そう言う映画なんだからw。
ドニー・イェンのカンフーは相変わらずキレと風格があって、素晴らしい。
とにかく「イップ・マン」は、このドニー・イェンの佇まいで成立してるところがあります。
本作については加えて「ブルース・リー」。
ダニー・チャンがイメージそっくりに演じています。
懐かしのヌンチャクも勿論!
ラストシーンはイップ・マンの葬儀ですから、このシリーズも終焉。
外伝はありそうですが(マックス・チャンのは続編、見たいです)、本編は終了。
まあ、ドニー・イェンも忙しそうですからw、仕方ないでしょう。
あ〜、面白かった!