口先だけのロバート・ダウニーJr.が好きです:映画評「キスキス、バンバン」
トニー・スタークもショーロック・ホームズも、ロバート・ダウニーJrが演じるキャラは「口が達者」。
ただこの2人はベシャリだけじゃなくて、ちゃんと「実力」もあります。
でも本作の主人公は「口だけ」w。
喧嘩じゃアッサリのされるし、好きな女性とも上手くいかず、指まで落としちゃって…
でもその「どーしょーもなさ」っぷりが好きなんですよね。
どっかのブログ記事で紹介されてたのを読んで、Apple TVで「次に見る」にしてたのを、このお盆休みに視聴。
炎天下のベランダで、クリスマスシーズンの物語を楽しませてもらいました。
ブラック・ユーモア&スラップスティック・コメディ。
好きな人は好きだけど、ダメな人はダメでしょうねぇ。
僕はいけます。
どーしょーもない主人公たち。
でも終盤ではバシッと。
決してハッピーな話じゃないけど、筋は通してくれます。
各章がチャンドラーの小説の題名になってるんですが、パロディだけど、実はシッカリ、ハードボイルドって映画でもありました。