『赤穂義士伝』大石東下り
2019年1月4日(金)『慶安太平記』完全通し公演2019 前夜祭
年末のネタおろしから二度目。
左内が内蔵助の奉書を開く時の、扇子の音に緊張が走る。
松之丞さんのこういう工夫が好きだな。
そして 読んでからの左内の心の内と平伏っぷりが、以前よりも 間をもって丁寧に描かれていました。ぐっと胸に迫ります。
周りにいる宿屋の主人達は、頭を下げているので 二人の左内に何が起こっているのかわからない。どちらが本物でどちらが偽物か、と。
そんな中での 声に出せない二人だけの胸の内のやりとり。
ここがもっとくっきり立ち上がってくると、一層泣ける話になりそう。
松鯉先生とは違った、声に骨のある松之丞さんならではのお話になるといいな。
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