『赤穂義士銘々伝』大高源吾
2019年1月4日(金)『慶安太平記』完全通し公演2019 前夜祭
まくらなし、静かに
「どういう意味だろう」という台詞からの入りは、最近の舞台のよう。
この日は、このセリフが一瞬 松之丞さんのまくらだと思ったお客様から、笑いが起きていました。
難しいな、これ(笑
宝井其角「年の瀬や 水の流れと人の身は」
大高源吾は付句で「明日待たるる その宝船」と詠む。
これを歌の注釈なしに、其角さんと一緒に悩ませ、場面が変わるごとに何度も唱えることで、聴き手にじわじわと解らせていく感じが好きだったなぁ。
卍巴と降る雪の両国橋。
松之丞さんが 降る雪を見上げるのにつられて、高い天井をふと見上げてしまいました。
歌舞伎では「松浦の太鼓」という演目。
忠臣蔵ものは人気ですから、今の 歌舞伎座新開場の際にも上演されていましたね。
こういう歌舞伎と講談とのシンクロも、楽しみのひとつです。