東洋医学の方剤#9 安神剤
重要な方剤
朱砂安神丸/酸棗仁湯
重鎮安神剤
・磁朱丸
・朱砂安神丸
心火がもとの焦燥感やいらいらを鎮める。朱砂の重鎮と黄連の清熱により,共同して安神にはたらく。当帰と熟地黄は陰血を補い,甘草は調和諸薬にはたらく。
・珍珠母丸
滋養安神剤
・天王補心丹
→附方
柏子養心丸/枕中丹
・酸棗仁湯
不眠や動悸などに用いられる。養肝血の酸棗仁が主で,川芎により効能を強める。茯苓は安神作用を補助し,知母は滋陰にはたらく。甘草は諸薬を調和する。
→附方
安神定志丸
・甘麦大棗湯
・桂枝甘草湯
→附方
桂枝甘草竜骨牡蛎湯
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