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東洋医学の方剤#7 表裏双解剤


重要な方剤

防風通聖散/葛根黄芩黄連湯/五積散


解表攻裏剤

・厚朴七物湯

防風通聖散

清熱が主体で解表は補助的であり,攻下は清熱を強める目的である。17種の生薬により構成される;解表(麻黄,防風,荊芥,連翹),瀉下(大黄,芒硝),清熱(石膏,黄芩,連翹,桔梗),清熱利湿(山梔子,滑石),養血活血(当帰,白芍,川芎),健脾燥湿(白朮),和中緩急(甘草


解表清裏剤

・石膏湯

葛根黄芩黄連湯

葛根により表邪を外透して,黄芩黄連により腸胃の裏熱を清する。甘草は調和諸薬にはたらく。


解表温裏剤

五積散

「寒・湿・気・血・痰」の五積に対処する方剤である;寒(麻黄,白芷,乾姜,肉桂),湿(蒼朮,厚朴),気(陳皮,半夏,茯苓),血(当帰,川芎,白芍),痰(桔梗,枳穀


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Writer_Rinka
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