見出し画像

東洋医学の生薬まとめ #4 散寒薬

温性,熱性を有し,四肢の冷えや下痢などの裏寒を除く。


生薬リスト

附子肉桂乾姜高良姜呉茱萸小茴香丁香/草果/蜀椒/蓽撥/畢澄茄/艾葉草豆蔻/硝石

附子:トリカブトの塊根であり,アコニチンを主成分とする。冷えを改善するほか,ショック状態に対するレスキューにもなる。毒性が強いため副作用に注意が必要。「麻黄附子細辛湯」「八味地黄丸」

乾姜:ショウガを加熱したもので,主成分が加水分解により変化する。特に内側の冷えに効果がある。「理中湯」「苓甘姜味辛夏仁湯」

呉茱萸:冷えに伴う嘔吐や下痢などに効果がある。「呉茱萸湯」「温経湯」

艾葉:ヨモギの葉で,灸としても用いられる。「芎帰膠艾湯」


本記事のもくじはこちら:


この記事が参加している募集

学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share