書記の読書記録#639『テンソル代数と表現論: 線型代数続論』
池田岳『テンソル代数と表現論: 線型代数続論』のレビュー
レビュー
長谷川『線型代数』や佐武『線型代数学』の終盤の内容から始まる。
ジョルダン標準形の説明は本書と斉藤『線形代数の世界』を組み合わせてようやくしっくり来そう。双対空間やテンソル代数になるとさらにレベルが上がり,最終的に表現論の基礎にまで至る。
もくじ
はじめに
第1章 広義固有空間
第2章 ジョルダン標準形
第3章 行列の指数関数とその応用
第4章 テンソル代数
第5章 群の表現論、主に有限群の場合
第6章 対称群の表現
第7章 シューア・ワイル双対性
第8章 対称群と一般線型群の既約指標
第9章 リー環の表現論入門
付録A 線型代数学ミニマム
付録B 代数学の基礎
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