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科学技術「抱き締める・ロボット」

展示用1

【ハグロボット】


このロボットは
ハグをしてくれるロボットです。

でも
ただハグをしてくれるだけじゃありません。

ハグのしかたを究極まで追求した
ハグ専用ロボットなのです。

しかも
全世界の数あるロボットの中で
ハグをしてくれるロボットは
このロボット一体のみなのです!

マジンガーZもハグをしてくれません!
ガンダムもハグをしくくれません!
マクロスもハグをしてくれません!
グレンダイザーもハグをしてくれません!

このロボットの名前は
「HuggieBot2.0」

2.0とついているので
2代目のハグロボットになります。


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【最高のハグ】


このロボットを作った人は
スイス連邦工科大学チューリッヒ校に所属する
ロボット工学者「アレクシス・ブロック」氏。

このロボットのコンセプトは
「ユーザーの望みを察知し
優しく時には激しく抱きしめてくれる」
そんなハグロボットを作ったとの事です。

ブロック氏は
ハグロボットを作る為に
6つの設計原則を作りました。

①柔らかい
②人間サイズ
③人を目で見て判断できる。
④暖かい
⑤ハグする人のが一番ハグして気持ちいサイズ。
⑥人がハグをし終わると自然にハグを終わらせる。

一番着目する点は
⑥の人がハグをし終われば
自然にタイミングよく気持ちよく
ハグから解放してくれる点です。

ハグする人にピッタリのハグをしてくれて
ハグが終わった時は
人が強引にハグから離れる事なく
ロボットも自然にハグをやめてくれます。

この原則が適応されたロボットなら
確かに一番気持ちが良いハグをしてくれる
最高のパートナーになりますね。

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【構造】


このロボットは
ハグした時に人が気持ち良くなれる
柔らかい胴体になっています。

しかもこのロボットは
人肌程度まで暖かくなる
加熱パッドが全体に装備されています。

さらにこのロボットは
人が近づくと目のセンサーで人を感知し
両手を広げ「抱き締めてくれませんか?」
そう音声で言ってきます。

このロボットの腕には
物のかたさを完治できる
「トルクセンサー」が内蔵されています。

このセンサーにより
人が抱き締めた時
一番丁度良い力で抱き締めてくれます。

ハグから離れる時は
背中の触覚センサーで人が離れる動作を
一瞬で検知して柔らかく開放してくれます。

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【ハグの幸福感】


このハグロボットは
離れた場所から遠隔操作が出来る
専用アプリを開発しています。

このアプリが完成すれば
人を検知しなくてもハグをする人の場所に行き
ハグさせられます。

寝たきりの人の場所に行きハグしたり
車いすの人の場所に行きハグしたり
子供を叱ってる所に行き親をハグして止めたり
トイレの中に行き用をたしてる人をハグしたり

この様に遠隔操作が出来れば
色々な場所に行かせてハグをさせ
みんな温かい気持ちにさせる事が出来ますね。

人は
ハグをされると安心感を得て
信頼関係が生まれます。

それは
ハグをされると「βエンドルフィン」と言う
モルヒネの数倍の効果がある
鎮痛作用ホルモンが分泌されるからです。

このホルモンは
「幸福ホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれ
気分が高揚したり幸福感を味わえます。

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【幸福ホルモン】


このβエンドルフィンは
リラックス効果やストレスが解消する
魔法のホルモンです。

マラソンランナーの「ランナーズハイ」も
このホルモンが出るからだと言われます。

ハグをした時
このβエンドルフィンが分泌されるため
幸福感を味わい美味しい物を食べた時の
気持ちが良い状態になります。

さらにハグをすると
βエンドルフィン以外にも
「オキシトシン」と言うホルモンも出ます。

このオキシトシンホルモンが出ると
安心感や幸福感に包まれ
相手に愛情を持つ事が出来ます。

今の現代社会は
世知辛く愛情と言った気持ちが
すごく希薄になっています。

ハグする事により分泌される
「βエンドルフィン」や「オキシトシン」は
我々の人間性や社会行動を高めてくれる
とても良いメリットがあるのです。

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【次世代機】


このハグロボットは
次世代機「HuggieBot3.0」を
開発し始めています。

「HuggieBot3.0」は
今までの6大制作原則に加え
「こすり」「叩き」「圧迫」も
できる仕様になります。

ブロック氏は
試作型の3.0を使い
実際に圧迫される感覚を味わいました。

その感想は
「ロボットに圧迫され抱き締められる事は
以外に結構楽しい事だった」
そう答えています。

人間のハグは
感情の起伏により
ハグをする力が違う事が解っています。

このハグロボット3.0は
人の感情に合わせた力でハグをして
背中をなでたり叩いたりもしてくれます。

もしこれが完成して
リアルな人の姿になれば
人との付き合い方に
心の余裕が出来るかもしれません。

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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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