科学技術「擬人技」
【パルクール挑戦】
二足歩行ロボットが
「パルクール」と言う
周囲の環境を利用した曲芸を
成功させる事が出来ました!
その二足歩行ロボットとは
あの有名な「アトラス」
このアトラスを開発した会社は
「ボストン・ダイナミクス」社
このロボットは
AIを使い自動で動かす事が出来ず
プログラムで指定した動きを入力し
動作させるロボットです。
今回このアトラスが
パルクールに挑戦するにあたり
「スピード」「パワー」「バランス」
全ての性能の限界を出しました。
動画を見ると
今まで見た事がある
二足歩行ロボットの中でも
明らかに人間に近い動きをしてます。
アトラス自体も昔から比べると
より人間に近い動きをし
バランス感覚も良くなってます。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【人の力】
このパルクールは
ボストンダイナミクス社の
2階に設置された
特別コースで行われました。
1台目のアトラスが
様々なコースを連続で駆け上がり
障害物と障害物の隙間を
駆け上がったり下りたいしてます。
そして
1代目のロボットが平均台を超えると
2代目のロボットが登場して
上手に障害物を超えて行きます。
その後2台のアトラスが
テーブルの上に乗って
2台同時に後方宙返りをします。
後方宙返りがピッタリ同期して
2回連続で後方宙返りをしてます。
その後
ポーズを決めて
2台ともホッとしてるようです。
ここまでの動作は
完全に人がプログラムして
華麗に動かしています。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【エンターテイメント】
このパルクールは
フランス軍の訓練から発生し
移動動作を追求した軍事訓練です。
しかし
ロボットにこんな動きをさせた所で
商業的に役に立たないかもしれません。
役に立つとしたら
エンターテイメント事業位しか
思いつきません。
でも
あえてこの動きを再現した事は
2足歩行ロボット技術を
宣伝する為になります。
確かに
ボストンダイナミクス社の
二足歩行ロボットの動きは
他社が追従できない高性能っぷりです。
最終的には
人型ロボットがあらゆる環境下でも
平均的な成人と同じ動きをさせる事を
目標にして開発されてます。
二足歩行ロボットは
ロボット中でも最高に複雑な動きをし
二本足でバランスを取る事も
最強に難しのです。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【ギリギリの調整】
一見するとアトラスは
不格好な人型ロボットに見えます。
足が短く胴体が大きく
背中が重たそうで首と顔もなく
ちょっとカッコ悪く見えます。
しかしこの形には
深い理由があります。
アトラスに必要な部品を
組み合わせた時の重量バランス
動かしたときの姿勢制御
全てギリギリで調整された結果です。
このアトラスは
複雑な二足歩行ロボットなので
全ての部品のバランスを保つ事が
物凄く難しくなります。
開発中のアトラスは
人の動きやバランスを再現させる為
部品1つ1つを細かく調整しました。
あちらを立てればこちらが立たず
この様な状況が続き
その中で全てギリギリのバランスで
上手く調整し組み合わせました。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【さらなる進化】
こうした中で開発者は
複雑な動きをするプログラムを作り
実際に動かして
成功させる事が必要でした。
そして今回
アトラスにこのような動きをさせて
二足歩行ロボットの限界を知る為に
パルクールに挑戦しました。
アトラスには
世界最小の取り外し式油圧を28個備え
これにより凄く人らしい
柔軟な動きが出来ます。
外装パーツは
3Dプリンターで製作して軽量化され
時速1.5㎞で走行でき
転倒に耐えられる強度があります。
でも実は
このパルクール
成功した時を映像化した物で
実際何十回も失敗してます。
しかし問題は
失敗した事じゃなくて
失敗した時激しく転倒したのに
壊れず続けられた恐ろしい耐久性です。
開発者のリーダは
「まだ動きがぎこちないですが
もっと人らしい動きにしてみせます!」
そう答えていて熱意が伝わります。