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テクノロジー「元祖チョコ!」


展示用

【カカオの実】


最古のチョコレートは
今から5300年前以上前の
人に栽培されたカカオを
使った証拠が発見されてます。

このカカオは
人の手によって栽培された物で
野生のカカオを使った証拠は
まだ見つかってないのです。

この発見されたカカオは
落ちてたカカオの木の破片が
一直線上に落ちてたので
一直線に植え育てたといえます。

その為人がカカオを使い始めたのは
今から5300年以上前という事になり
本当の起源である野生のカカオを
使った痕跡がまだ見つかりません。

この事を発見したのは
ブリティッシュコロンビア大学の
研究チームがエクアドル南東部の
遺跡から発見しました。

しかし今回
たまたまここで発見されただけで
カカオを使用してた地域は
南アメリカ全域だと考えられます。

そこでカカオの実の使用方法を
遺跡を調べて探してみると
使われ方がチョコレートどころか
全く違う物に使われてました。


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【カカオ茶】


5300年前のカカオの使い方は
木からカカオの実を取り
そのまましばらく放置して
発酵させます。

そこから豆だけを取り出し
乾燥させるとカカオ豆となり
更に焼いて焙煎して細かく砕き
カカオニブと言う物にします。

このカカオニブと言うのは
とっても苦い物ですが
当時これをお湯に入れて溶かし
お茶として飲んでました。

なんでこんなに苦くて薬の様な
飲み難いお茶を飲んでたかと言うと
カフェインが入ってるので
興奮剤として飲まれてたようです。

西暦16世紀初頭の南アメリカに
スペインが攻めてくる前までは
全域でカカオの実が栽培され
一般的な物でした。

当時もまだカカオの使用方法は
温くて苦いホットチョコレートで
そこあからスパイシーさを求め
唐辛子とか使われてたようです。

今の使用方法からすると
とても飲めた物じゃないですが
当時この飲み方が一般的で
どんな家庭にもありました。

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【チョコ誕生】


こんなに一般的になった理由は
当時入手しにくいカフェインが
カカオのおかげで安価に手に入り
そのせいで大人気になりました。

この時の文化を語てくれたのは
ニューヨーク市立大学
リーマンカレッジ植物考古学者
「キャメロン・マクニール」氏。

更にキャメロン氏は
「古代のアメリカ人にとって
カカオ飲料で得られる僅かな刺激は
爽快なものでした」

「メソアメリカには
コーヒーの木が生育しておらず
カカオ飲料が当時入手できる唯一の
興奮剤だったのです」と語ります。

16世紀以降カカオの実は
ヨーロッパにもわたって行き
1795年にジョセフ・フライ氏が
蒸気機関の粉砕機を発明しました。

こうしてカカオニブが
大量に生産できるようになり
そこから更に脂肪分を抜いて
ココアパウダーを作りました。

そして1874年イギリスの
「J.S. Fry and Sons」社が
ココアパウダーに砂糖を混ぜて固め
世界初の板チョコが誕生しました。

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【チョコの発展】


1870年代にスイスのネスレ社が
粉ミルクをココアパウダーに混ぜて
世界初の「ミルクチョコレート」を
発売したのです。

そこから1920年代になると
禁酒法の影響でアメリカ人は
お酒が飲めなくなった代わりに
甘味を求めるようになりました。

これにより板チョコが
アメリカで爆発的な人気になって
現在世界中で食べられてる
甘いチョコレートが定着しました。

でも最近は
原点回帰した「カカオ80%」や
「カカオ99%」などの甘くない
チョコレートも人気になってます。

現代のチョコレートは
最もポピュラーなお菓子の1つで
第二次世界大戦時アメリカ軍の
非常食にもなってました。

そしてパンやアイス料理の
隠し味などに使われる事も多く
商店にはさまざまな種類の
チョコレートが並んでいます。

もし苦いチョコを食べる時は
甘いチョコから砂糖を抜いた
昔のちょっとほろ苦い
思い出の味を感じてください。

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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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