「全て風のせい」
【風の音】
7歳の時の夏休み
朝から夏休みの宿題をしてた。
この日は
前日の台風が過ぎ去り
心地よい風が部屋の中に吹き込む
気持ちが良い朝だった。
俺は
部屋の中に風が入る音を聞くと
外に遊びに行きたい衝動に駆られる。
こんな日は
早く宿題を終わらせて
外に行きたくてソワソワしてた。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
しかし
宿題の中に算数ドリルがあり
なかなか1日の宿題ノルマが終わらない。
俺は
算数が苦手で
問題を解くが遅かった。
でも
外の風の音が「速く遊びに来てよ」と
俺を呼んでる気がした。
(*´∀`*)ハヤクアソボ!
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【風に乗る】
俺は
やっと1日のノルマ分の宿題を終わらせ
机の上を片付けずに外に飛び出した。
外に出た途端
物凄く強い風が吹き
飛ばされそうにになってしまった。
キャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
この時俺は
ある事を思い付いた!
「もしかしたら風が吹いた時
ジャンプすれば空を飛べるかも!」と。
そして俺は
目の前の雨でぬれた原っぱで
風が来るのを待ってみた。
少し待つと
背中から風が来たので
前に走ってジャンプしてみた!
<*`∀´*>ジャンプ!
結果
当然飛ぶ事が出来ず
更に着地に失敗し
濡れた原っぱに尻元をつき滑ってしまった。
そして俺は
ズボンのお尻が濡れてしまったけど
全然気にならず近くの空き地に向かった。
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【坂滑り】
空き地に向かう途中
団地の壁全体に太陽が反射して
目が痛いほどまぶしい。
俺は
目をそらす為空を見上げてみると
台風一過の空で凄く晴れてた。
空き地に行く途中商店街を通る時
なんと!店の裏に段ボールがある!
(σ'∀')σハッケン!
俺は
この段ボールを見て
「公園に小高い山があるから
そこで坂滑りしよう!」と
名案が浮かんだ!
そして俺は
段ボールを盗み公園に向かってく。
ワクワク♪_( _・∀・)_
公園に到着して
早速坂滑りを始めると
風が強くて予想以上に滑り
凄い速度が出て楽しい!
この時俺は
もう楽しすぎて我を忘れて
気が狂った様に何度も坂滑りをした。
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【楽しい気持ち】
この時俺は
小高い山から何度も転げ落ちたけど
楽しさと興奮で全然痛みが無かった。
それどころか
風に飛ばされながら
ゴロゴロ転げ落ちる事すら楽しい!
しかし
雨上りの原っぱだから
もう洋服がびちょびちょだった。
ここまで濡れると
もう濡れる事なんて全く気にならず
坂滑りが楽しくてどうでも良くなった。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
多分ケガもしてたと思うけど
全く痛みなんて感じない。
俺は
この坂滑りの時間が
猛烈に楽しくて仕方なかった。
そして
時間を忘れ坂滑りをしていたら
さすがに疲れてベンチに向かった。
( ´ー`)フゥー...
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【昼下がり】
俺は
ベンチに腰掛けて
ふと公園の時計を見たら
もうすぐお昼の12時になりそうだった!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
お昼に1度家に帰らないと
また母親に叱られるので
仕方なく急いで家に帰る事にした。
俺は
何とかお昼ごはん前に到着し
母親に叱られずに済んだ。
そしてお昼ご飯を食べ終わり
毎週日曜日にやる番組の
「アタック25」を見る事にした。
(´∀`*)ウフフッ
この番組は
出題された問題に正解すると
縦横5枚ずつ並んだパネル25枚の中から
1か所選択できる。
そして
自分のパネルで相手のパネルをはさみ
オセロみたいに相手のパネルを
自分のパネルに変えられるルール。
最後に
1番自分のパネルの数が多いい人が
自分のパネル部分だけに映像が映され
それが何か当てると海外旅行が貰えた。
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【事件発覚】
でも俺は
クイズ番組に出る問題なんて解らない。
しかし
オセロのルールを知っていたので
正解した人がパネルを変えて
だんだん勝利していく過程が楽しかった。
この時俺は
ふとある事に気が付いた。
それは
坂滑りでびしょぬれになり
帰りがけに乾いてしまった
小汚い洋服の事だった。
この事は
俺が家に入りシレっと座ったせいか
なぜか今まで母親も俺も
全然気が付かなかった。
でも
俺が洋服を見て「汚いな~」思ったら
その瞬間母親が悲鳴を上げた!
ギャァァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ
そして母親が
「何その服!泥だらけじゃない!」
「今すぐお風呂に入ってきて!はやく!」
そう言われて結局叱られてしまった。
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