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テクノロジー「猫になる人間」
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【猫の反応実験】
飼い主が猫をなつかせるとき
猫の気持ちにより近づくため
「猫なで声」という話し方をして
猫とコミュニケーションを取ります。
猫も猫なで声を使い
飼い主に媚びてきたり
すり寄ってあまえてきたり
チュールを要求してきます。
この猫なで声について
パリ・ナンテール大学の
シャーロット・ド・ムーゾン氏が
面白い実験結果を発表しました。
その実験とは
人間が猫なで声をした時に猫は
飼い主だけに反応するのか
他人でも反応するのかの実験です。
実験した事は
部屋に閉じ込めた猫に対して
スピーカーから飼い主と他人が
名前を呼んだ時の反応を見ます。
実験方法は
1飼い主が猫を呼んだ時の反応
2飼い主が他人と会話中に
その猫の名前を呼んだ時の反応
次に実験する事は
3他人が猫を呼んだ時の反応
4他人が飼い主と会話中に
名前を呼んだ時の反応を見ます。
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【従順な猫】
猫なで声の反応実験は
人間が猫なで声を出す時が
1と3の時になりますので
この時の反応を見ます。
更に2と4の人が他人と会話してる
普通の声で猫の名前を出すと
他人と飼い主の違いを見分けるか
実験してみます。
実験結果は
猫が反応したのが1の
飼い主が猫なで声を出して
名前を呼んだ時だけでした。
他人が猫なで声を出して呼んでも
全く反応することが無く
他人との会話中に名前を出しても
全く反応しませんでした。
この実験結果から猫は
たとえ自分の名前を呼ばれても
自分に対する事なのか違うのか
空気を呼んで聞き分けられてます。
実験中の猫の反応の仕方は
ニャーと言う鳴き声だけでなく
声に耳を傾けたり尻尾を動かしたり
色々な反応をしたそうです。
今回の実験は
飼い主と猫の1対1で行ったもので
今後複数いる家庭での実験も
必要だとの事です。
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【なつく声】
猫が声をよく出すのは
子猫の時期に限られてて
大人の猫になると
声をあまり発生しなくなります。
その理由は
獲物に自分の位置がバレてしまい
狩りの成功率が下がるので
デメリットしかありません。
大人の猫が声を発生する時は
縄張り争いの時や発情期の時の
特定の用途でのみ声を使い
コミュニケーションを取ります。
猫がよくなつくのは
男性より女性によくなつきますが
その根拠が性別による声の違いで
女性によくなつきます。
猫にとって低い男性の声は
猫がこの周波数の音を出す時
相手を威嚇する周波数なので
男性になつきにくいのです。
猫が獲物とする動物は
鳥やネズミなど高音で鳴く動物で
獲物を発見しやすくするため
高音が聞き取りやすくなってます。
人間が猫を飼うようになると
人が自然に高音の方が
猫の反応が良い事が解り
猫なで声をするようになりました。
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