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鉄道に乗って、釜山・ソウル以外の韓国に行く

釜山からソウルへは韓国版新幹線のKTXで2時間半だが、今回は京釜線で途中下車しながら12時間かけて移動した。

韓国を旅行するのは3回目。
今までは普通にソウルに泊まって普通にソウルを観光していたけど、流石にちょっと飽きてきた。まず釜山で韓国に入国し、そこから途中下車しながら北上すればソウル以外の韓国を知れていいかなと思ったのだ。


購入した切符について

普通列車乗り放題切符たるものが存在すればいいのだが、そんなものはなかったので都度窓口で切符を購入した。韓国のKORAILはJRに比べると考えられないくらい安く、乗り放題切符なんてなくても何も問題なかった。

KORAILの切符は公式サイトからクレカで簡単に買える。サイトは日本語にも対応しており不自由もない。自分は記念に紙の切符が欲しかったので、基本的には駅の窓口で購入した。

KORAILの紙の切符はレシートみたいな紙ペラだった。

ちなみにKORAILには改札がない(勝手にホームに降りて勝手に電車に乗る仕組み)。


事前準備について

KORAIL公式サイトではなく、こちらのサイトから時刻表を事前に印刷しておいた。


移動その① 釜田〜院洞

出発:釜田10:20発
到着:院洞10:58着
料金:2600w
利用した電車:ムグンファ号

切符は前日にターミナル駅の釜山駅で購入。

釜山駅、デカい


釜田駅始発の列車だったため、まずは地下鉄に乗り宿から釜田駅へ移動。写真は撮り忘れた(というか撮る気にならなかった)が、釜田駅は釜山駅とは違い小さくて地味な駅だった。

釜田駅は小さいが、駅前は市場が並ぶ活気のある街。
港町らしくシーフードが沢山。
オガクズ?に埋められて売られているカニ。


ムグンファ号といえば水曜どうでしょうで御馴染みの普通列車で、粗末な列車で過酷な旅というイメージ。ただ実際は全席指定のフカフカシートで、席さえ予約できればなんてことのない楽チンな旅ができる。水曜どうでしょうが辛そうだったのは満席で指定が取れずデッキに立っていたため。

駅のホーム。
味のあるムグンファ号の先頭。
ムグンファ号の後ろ。トーマスを彷彿とさせる。
トリコロールカラーがカワイイ。
特急列車のような快適なシート。
38分後、院洞駅着。
可愛い駅、院洞。
駅前にはインスタ映えな壁画。


院洞駅は検索すると秘境駅と出てくる。確かに田舎だが、無人駅でもないし1日20本くらい停車するし秘境って程でもない。

駅から数分のところに展望台があり、そこから洛東江と線路を眺望できる。カフェの案内板に沿って進めば展望台。
展望台までの道。すでに素晴らしい景色。
展望台到着。誰もいなかった。
木の感じといい川の感じといい日本に似ているため目新しさはないが、きれいな景色に心が癒される。
鉄道も通るので日本だったら撮り鉄が放っておかなそうなスポットだ。


院洞には41分間滞在し次の電車に乗った。

草木が生い茂るホームから撮った洛東江。



移動その② 院洞〜東大邱

出発:院洞11:39発
到着:東大邱12:46着
料金:5000w
利用した電車:ムグンファ号


再びムグンファ号に乗り、東大邱駅へ。


東大邱駅はKTXも停車する大きな駅。
駅前は大都会。
駅構内にはKTX内で食べることを想定したようなテイクアウト専門の飲食店が並ぶ。大邱市はパンが有名らしく、パン屋(特にアンパン屋)が多かった。
巨大トッポギとヤンニョムチキン。
これ見たら買わずにはいられない…
8000w。ベンチで食べた。本当に美味しかった。


東大邱には約2時間滞在した。本当は地下鉄に乗って少し出かけたい気持ちもあったが、この日は猛暑で出かける気を失ったため、駅隣接の新世界百貨店(中に水族館があるくらいデカい)で時間を潰した。

金さえあれば何時間でも居れる。
可愛らしい雰囲気の似顔絵屋。自分も描いてもらった。
ここから色を選び、5分くらいで描いてくれた。10000w。
めちゃくちゃ写真映えするレモネードも購入。5490w。



移動その③ 東大邱〜天安

出発:東大邱14:37発
到着:天安17:08着
料金:21100w
利用した電車:ITXセマウル号

丁度いいムグンファ号がなかったので、特急列車にあたるITXセマウル号で一気に北上。

ITXセマウル号。新幹線のような外観。
ムグンファ号と違いテーブル付きのシート。
充電ポートもある。
トランヴェールのような冊子も付いている。


だが現実は厳しく、途中、大田駅から天安駅までの40分間は指定が取れず、立席となり辛かった。



移動その④ 天安〜温陽温泉

出発:天安17:33発
到着:温陽温泉17:52着
料金:1500w
利用した電車:首都圏電鉄1号線


天安からはソウルに行かず一旦温陽温泉に寄り道。

首都圏電鉄1号線は長距離列車ではないので山手線のような車両。写真ブレてる
温陽温泉駅前。韓国らしい門。
これも温陽温泉駅前。
熱海のような風情ある街並みを期待したが、温泉街らしからぬフツーの地方都市だった。
温泉は写真撮れないのでネットから画像を拝借。結構バブリーな大浴場で、露天風呂もサウナ×2もあった。お湯はサラサラ系。


温泉は超豪華で、壁には昔の韓国を感じる絵が描いてあり、雰囲気抜群だった。全然混んでなかったけど、その場にいた人の半分くらいは日本人だったと思う。日本人は温泉好きすぎる。


移動その⑤ 温陽温泉〜天安

出発:温陽温泉19:42発
到着:天安20:00着
料金:1500w
利用した電車:首都圏電鉄1号線

首都圏電鉄1号線、山手線のような見た目をしておきながら2.30分に1本しかないので予定より長く滞在することになってしまった。

電車の待ち時間が長く暇だったときに自販機で買った松ジュース。飲めるけど、美味しくはない。

ちなみにこの首都圏電鉄1号線はソウルまで繋がってるので2時間半くらい乗り続ければソウルに着く。だが夜も遅いので再び天安に戻りそこからITXセマウル号に乗る選択をした。

天安では名物のくるみ饅頭を購入。
空腹だったので一気食いした。
白あんとくるみ。写真映えしないけどまじで美味しい。


移動その⑥ 天安〜ソウル

出発:天安20:43発
到着:温陽温泉21:47着
料金:9300w
利用した電車:ITXセマウル号

最後の電車。再びITXセマウル号に乗り一気にソウルへ。

ピカピカの車内。
モニター付きで、ずっとKORAILのCMが流れていた。
充電ポート付きの贅沢な席。
1時間後、ソウル着。ホームとの段差が凄い。
ソウル着。お疲れ自分!


ということで約12時間の旅終了。かかった切符代は合計41000w。安すぎる!

今回乗った京釜線は内陸、しかも割と大都市を走るので、車窓からの景色が代わり映えなかったのが残念。次はもっと辺鄙なところに行って韓国でしか見れない綺麗な景色を見たいと思った。

まぁでも韓国の色んな都市の名前や場所を覚えたし、韓国も都市によって名物とかあるんだなと知れたのも良かったと思う!

各駅で集めたスタンプ。事務所っぽいところにいる駅員に声かけると、スタンプを出してくれる。

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