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すべてのものは変化する
鈴木俊隆「禅マインドビギナーズ・マインド」を読みました。
私が選んだポイントは以下の3点。
①禅は興奮するような何かではない
→穏やかな平常の修行を続けれは人格は高められるでしょう。ただし、とても地味です。
②最も大切なのは修行で、体の姿勢と呼吸の仕方
→仏教を深く理解することはあまり気にかけてはいません。禅は修行を重視するのです。
坐禅の姿勢は、脊椎をまっすぐに保ち、耳と肩が直線上になるようにする。慣れてくると深い呼吸ができるようになる。
③仏教の基本的な教えは無常すなわち変化の教え
→すべてのものは変化する。仏教の教えはすべてこの真理に凝縮されています。この事実を受け入れなければ、完全な落ち着きを見出すことはできません。
私の感想
上記①について
私は「禅」をカッコいいものと感じて、
憧れを持っています。で、鈴木大拙さんの本を読んでみましたが、難解で挫折。もう少し分かりやすい本を求めて選んだのが本書です。鈴木大拙さんと鈴木俊隆さんは、お二人ともアメリカで禅を広めた方で、大拙さんと俊隆さんを「大きい鈴木と小さい鈴木」と表現されていて、理解しやすかったです。
俊隆さんの「禅はとても地味なもの」という言葉がしっくりきました。私が何かカッコいいもの、悟りを開いてアガるもの、という勘違いを解らせてくれました。
上記②について
いわゆる禅問答が、私にとって禅を分かりにくいものにしていたのですが、仏教の理解よりも、坐禅、ただ坐ることの修行を重視しているとわかり、私もまず坐ることからすれば良いのだと思えました。
上記③について
諸行無常とは聞いたことがありましたが、少し納得。ただ座り、頭に浮かぶことを一喜一憂せずに落ち着いて受け止める。日々の出来事があっても、心穏やかに日々を過ごす。
仕事のこと、家族のこと、お金のこと、そういう現実も変化していきます。
だから、姿勢を良くして、深い呼吸をするんだなあ!
ありがとうございました。