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あえて苦しみのなかに身を投じてみる
塩沼亮潤「人生生涯小僧のこころ」を読みました。
塩沼さんは私が尊敬する人物のおひとりで、荒行を乗り越えたお坊さん。こころの中で支えにさせていただいています。
私が選んだポイントは以下の3点。
①苦しんだ者が偉いのか?
→人は苦しむために生まれてきたのではない。肉体的にも精神的にも、ギリギリのところに自分を追いやって、その場所にしか咲いていない悟りの花みたいなものを見て帰ってくる。
②歩き方を学ぶ
→毎日歩いていると、歩き方のコツを掴んでくる。歩くときは顎を引いて、腰を入れて、下腹を意識して歩くのが一番集中できる。
③あえて苦しみの中に身を投じてみる
→環境をそのまま受け入れるということ。現実を受け入れて愚痴らず精一杯生きると、そこに道が開けてくるもの。
私の感想
上記①について
私の修験道への憧れと、端的に繋がりました。苦しいことをしたから偉いわけではありません。その中での悟りを得たいのです。
上記②について
私は身体の使い方にも興味があるので、ここは惹かれました。長く山を歩いて得たコツは、顎を引いて腰を入れる。これを私も意識してみます。
上記③について
仕事でも、この考え方が生きると思います。現実を受け入れて、素直に謙虚に、精一杯やってみよう。
仕事も、運動も。
良い本を読めました。ありがとうございました。