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オールドコンデジでしか撮れない世界



Canon PowerShot G15


オールドコンデジの楽しさを讃えるエントリを何度となく書いてきたけれど、僕はこれからも書き続ける。全員の手にオールドコンデジが行き渡るまで。



オールドコンデジの写りに情緒があるとか、エモいとか、そういう付加価値を求めている。何万画素とか裏面照射とかカメラの機能を追求するとキリがないけれど、そもそも僕はそんなに目が良くないです。というのが僕がオールドコンデジを使う理由に強く結びついているいわばテーマだ。


僕たちはそんなに目が良くない。
視界の端の方はそんなに見えているわけではないし、興味のある対象はよく見えるけれど興味のないものは網膜に移ってすらいない。走りながら前を見ればすごいブレて見えるし、眠い時や酔っ払った時はぼんやりしていて全然見えなかったりする。最新の高級カメラに比べればものすごい性能が低いと思うのだ。僕たちの目って。


それで、科学的根拠もなく申し上げるのだけれど、オールドコンデジの映ってすごく自分の目に近いなって思って。写真を見た時に感じる「エモさ」っていうのは過ぎ去ったものに対する哀愁とか情念だったりするわけだけど、ようは思い出フィルターを通した過去の映像なわけだ。
僕にとってはその色はオールドコンデジでしか表現できない質感なのだ。この質感ばかりはリアルタイムLUTだろうがクリエイティブコントロールだろうが表現することはできない。


ぜひオールドコンデジを調べてもらって、気に入ったデザインの中古を2万円とかで買ってみて欲しいと思う。全く新しい世界が広がっていると思うから。以下は13年前のオールドコンデジで撮影した写真。


今日はここまで。






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