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ワニを見にいく
未知なる植物園を求めて、伊豆まで行ってきた。
都心から離れるほどに見たこともない規模の植物園に出会えるようでワクワクする。今回は熱川バナナワニ園へ。
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バナナワニ園はその名の通りバナナとワニが見れる施設だ。他にもフラミンゴやレッサーパンダやマナティも見ることができるが、僕の目的はあくまで植物たちであって動物たちではない。
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ところがチケットの説明を受けると、このチケットの料金にはワニ園もフラミンゴもレッサーパンダも、何もかもが含まれているらしい。何しろ2000円もするのだ。そう言われると全部見てやろうという気持ちになって、特にメインではなかったワニ園に足を運ぶことにした。
そこでワニ園に向かう道中、急にワクワクしている自分がいた。思えばワニなんてちゃんと見るのはいつぶりだろう。大きいものは7mほどもあるらしい。どのくらい近くで見られるのだろう。
新しい出来事がやってきた時にそれを積極的に面白がろうとするのは僕のたくさんある良いところなので、こういった感性はこれから先も(くたばるまで)大切にしたいと思う。
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ワニ園に到着すると不穏なロッカーを確認する。あー本当に危ないんだな、と思う。
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ワニは果たして、いた。思ったより普通に怖い。
ほとんどのワニは微動だにしない。獲物を待つ時の修正なのか、あるいは余計なエネルギーを消費しないための戦略なのかはわからない。背中から尻尾にかけての鱗(うろこ?)はほとんど竜のようで惚れ惚れする。
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しばらくフェンス越しに眺めていると、少しずつ移動して僕の方に顔を寄せてくる個体がいた。フェンス越しに目が合う。動物園でオランウータンやウマとかわすような友好的な視線ではない。爬虫類の目はもっと冷めていて、どちらかというとエイリアンとか昆虫の視線に近い。もっと冷酷で友情空間のない生き物の眼差しだ。きっとワニは僕のことを捕食できるか/できないかを考えているのだろう。そういうのがわかってドキドキした。
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小さいワニも多くいて可愛らしかった。微動だにしない大きなワニと違って、幼児のように手足をバタバタさせて水中を忙しなく動き回っていた。最近生まれたワニは2匹いて、「きぼう」と「ひかり」という名前らしい。実際に見てみたらけっこうおっかない見た目をしていた。
ワニ園、すごく面白かった。
また植物園のときの話も書きたい。