![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133183798/rectangle_large_type_2_134d3aeeb76172431c3db33fe6dd23a5.jpeg?width=1200)
鉄道遺構と図書館を考える
西日本新聞に「北九州市議会建設建築委が門司・明治の鉄道遺構移築予算案を否決」とあり、色々探ってビックリ、これは知らなかった。
「1日の一般質問で、村上聡子市議(無所属)が「文化財保護法では、審議会が-」と発言すると、市側は「北九州市の審議会は文化財保護法に基づいていない」と説明した。
文化財保護法に基づく文化財保護審議会は、文化財の保存・活用について、教育委員会からの諮問に応じて調査審議して答申するほか、自発的に「建議」ができる。建議が文化財指定につながるケースもある。だが、同市の審議会は地方自治法を根拠として設置した市教委の「附属機関」だ。名称は同じだが別物で、諮問に応じた調査審議はできるものの建議はできない。
全国20政令市に取材したところ、同市と同様の法的根拠で審議会を設置し、建議ができないのは、広島市だけだ。」
「調査審議はできるものの建議はできない」というのはイコールこの審議会は市の下請け、ガス抜き機関と見受けられます。もちろんそうなると上意下達をすることこそが各役員の椅子を守る最大のルールとなるでしょう。
北九州も広島もこの「文化財保護審議会」は教育委員会の付属機関に過ぎず、教育委員会にこういう活動の受け皿がない限り、建議する根拠もありません。
広島の教育委員会は中央図書館問題でも経済・政治最優先で、意義を押さえ込もうとしていますが、それは広島市長の以降であり、文化教育に対する市長の資質のお粗末さを表していると思います。サッカースタジアムも二の足、三の足あるいは抵抗勢力でしたが、市長の好きな箱モノなのに音楽ホールがこれほど貧相な政令指定都市はないと思います。それは即ち市長が良い音楽を聴きたいと思っていないからでしょう。自分が異論ないのだから、ほっておいても良いという感じかな。薄っぺらい感性がモロ見えです
お粗末と言えば、もちろん市職員に対する教育勅語の披歴もその一端。彼は未来志向ではなく、懐古主義者のように感じます。
門司のこの場所は昨年末にこの界隈を巡った記憶がある中で、門司港駅の近くのエリアのことでしょう。
で、なかなか北九州の市議会議員は骨があるようです。